嘘?それとも嘘ではない?
「嘘も方便」という言葉がありますが、
つかなくて良いなら、嘘はつかずにいたいものです。
何かのきっかけでついてしまった小さな嘘が積み重なって大きな嘘になってしまうこともあるかもしれません。
■家づくりの嘘は方便にしたくない
1、〇〇キャンペーン
「今なら、〇〇キャンペーン中ですので、工事代金を〇〇%OFFにします!」
などのキャンペーンはあちこちで見かけまよね。
あちこちで見かけますので、落ち着いて考えれば、一年中、何らかのキャンペーンが実施されている事に気が付きます。
キャンペーン自体は嘘ではありませんが、
家づくりのコスト(定価)って何なのかと思ってしまいませんか?
2、劇的な変化
テレビや動画サイトなどには、
住宅の新築やリフォームを取り上げたコンテンツがたくさんあります。
中には、目を惹くもの多いですよね!
でも、全て、エンターテインメント です!!
お忘れないよう。
どこまでが現実か、については、流石にこれだけ情報が出回っている時代ですので、冷静に見極められるようにしていきましょう。
3、数字のカラクリ
一般の方々には良く分からない「〇値」という数値が跳梁跋扈している住宅業界、多い方が性能が高かったり、少ない方が性能が高かったり、するのがなおさら混乱を招くので、どうして、もっとわかりやすくしないのかと、いつも疑問に感じます。
しかし、こうした数値の出し方は全てが正しく、全てが正確とは限りません。
自動車業界で起こった大きな偽装事件とまではいかないまでも、数字のカラクリがあちこちで見られることは何となくわかっているとは思いますが、数字にとらわれ過ぎると、つい、数字を調整したくなるものです。
数字を出す方も数字で一喜一憂する方もお互いに気を付けていただければと思います。
4、無料な訳がない
能登半島の被災地でも、損壊した建築物に関する詐欺事件が起こっているそうです。
度重なる地震によって損壊した住宅を一日も早く直したいという方々の不安に付け込み、無料や格安で修理をするような事で近づき、結局は高額請求をしてきたり、修理前よりひどい状況になったり、などの被害が今後も起こることが考えられます。
現地でボランティアとして活動している方も多いと思いますが、
建築のプロとして作業する場合に無料ということはありえませんので、その点はご注意ください。
■嘘は耳に心地よい
聞こえの良い言葉が耳に届いてきたら、それを全て怪しむような社会は嫌ですね。
でも、それくらいの警戒は持っていても良いのが現実です。
気を付けましょう!