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家が汚れる訳を考える

テレビ番組などで、いわゆるゴミ屋敷と呼ばれる家を芸能人がきれいにする、という番組を時々見かけますが、掃除前の見るに堪えない状態から、すっきりと片付いた家へと変わっていく様子を見ているのは楽しいです。

しかし、演出とは言え、あそこまで汚してしまうのには、ご本人の特性以外の理由もあるのではないかと考えてしまいます。


■汚れやすい家とは

1、物が溢れる家

汚部屋(おべや)なんて言われる部屋はだいたいが物に溢れた部屋です。
掃除するには、先に物を片付けなければなりませんが、物が多くなり、収納に納まらなくなれば片付かず、掃除も出来ず、どんどん汚れていきます。

まずは、物を片付ける、減らすことから始める必要がありますが、そもそも、収納が足りていなかったり、必要な場所に収納が無いとも考えられます。

2、細かく仕切られた家

仕切りが多くなると、目線は通りにくくはなりますが、
壁なども増えますので、掃除はしづらくなります。

自動掃除ロボットも細かく仕切られた複数の部屋を掃除するのは大変だと思いますので、なるべく、すっきりと広がっている空間の方が掃除はしやすいです。

3、段差の多い家

仕切りの話しとも共通しますが、スキップフロアなど家の中に床の段差があちこちにある家は掃除がしづらいです。

ロボット掃除機も今のところは段差はお手上げです。

4、凸凹の多い家

見せる収納など、棚などがむき出しになっている造りでは、見せられる状態を保つのはなかなか手間が掛かります。

間接照明、ニッチ収納、など凹凸が増えるほど、掃除する場所が増えます。

■掃除がしづらく、物が片付かない家が汚れる

掃除がしづらい家では掃除の手間も増えますので汚れやすくなります。

また、片付かない家も掃除がしづらいので汚れます。
そもそも、片付かない物たちが汚れ(ゴミ)にも変わっていくかもしれません。

■掃除のしやすさを考える

掃除の負担を減らすには、掃除しやすい家を意識することが大切です。
設備機器の選定はもちろん、
内装材、外装材、などの仕上げの選び方、
間取りの配置、収納の量や配置、などの他、
ロボット掃除機の動きやすさ、基地の位置など掃除用具類の使いやすさも考慮すると、掃除の手間は軽減されます。

■最後までお読みいただきありがとうございます