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どの暖房がお好みですか?

寒さが一段と厳しくなってきました。
埼玉県でも天気予報に雪マークが見られるようになりました。
暖かくして、風邪などひかぬようご注意ください。


■暖房の種類

1、ルームエアコン

冷暖房機器の代表と言えば、エアコンです。
壁付けタイプが一般的ですが、天井埋込みタイプもあります。

特徴としては、設定した室温に合わせた冷風・温風を吹出して温度を調整します。
最近の機種では、空気清浄機能、除湿、加湿、など様々な機能があり、1台でいくつかの家電の役割を果たしてくれます。

設置場所については、部屋の長手方向に吹出す位置に設置するのが効率が高いと言われています。

2、ファンヒーター

ガスや灯油を燃料とした暖房機器です。
燃料を燃焼させて温風を吹き出します。

エアコンに比べて、部屋を暖めるパワーは高いですが、部屋内で燃焼させるため、換気が必須です。
窓際に設置すると効率が良いと言われています。

3、ストーブ

灯油や薪、ペレットなどを燃料とし、機器本体を暖めて、赤外線など放出し、床や壁を暖める温風を吹出さない暖房機器です。

機器周辺からじわじわと空間全体を暖めるのが特徴ですが、暖まるまでに時間が掛かります。

4、オイルヒーター

ストーブと同様に温風を吹出さずに暖める暖房機器です。
温風を放出せず、燃焼もしないので、室内の空気が乾燥しづらいのが特徴です。

5、床暖房

フローリングなどの下にパネルを敷き詰め、足元からの輻射熱で部屋全体を暖める暖房機器です。

足元が暖まるので、体感温度が高く感じられるのが特徴です。
部屋全体を暖めるためには、部屋の面積に対して一定以上の面積の設置が必要となります。

6、炬燵

日本に昔からある暖房として、炬燵もありますが、
暖かいのは炬燵の内部だけ、しかも、一度は行ってしまうと抜け出せない魔性の暖房です。

■暖房機器の選び方

1、新築時に設置するかどうか

床暖房はリフォームでも設置できない事はありますが、基本的には、フローリングの下に敷き詰めますので、新築時の設置が望ましいです。

また、床暖房の場合、ガス式にするか、電気式にするか、選択肢もございます。ご自宅のインフラ状況やコストなどを考慮してお選びになると良いと思います。

2、設置場所の有無

ストーブでも灯油ストーブであれば設置場所に困りませんが、
薪ストーブやペレットストーブを設置するには、置き場所を確保、床の補強、煙突の経路確保、などが必要になりますので、いつでも、どこにでも設置できる訳ではありません。

3、使い方

稼働後、すぐに暖めたいのであればファンヒーターがお勧めです。
例えば、
起床後に床暖房を稼働させても、暖まるまでには相当の時間が要しますので、暖まる前に登校・出勤時間を迎えてしまうかもしれません。

輻射熱タイプの暖房機器は暖まるまでに時間が掛かります。

4、イニシャルコスト

燃費で考えた場合、暖房機器の性質が異なるのと、インフラの状況などが異なるので比較しづらいですが、自分で燃料を購入したり、燃料を継ぎ足したりする手間まで考えると、エアコンや床暖房は設置後の労力が少ないです。

一方で、最もイニシャルコストが掛かるのが、薪ストーブです。

薪って結構お高いですし、かなりの量の薪を消費します。

また、薪をご自分で全て用意するにしても、道具・工具費用、薪の運搬、薪割りなどが必要です。

5、併用も効率◎

暖房機器は併用することで、デメリットを解消することも出来ます。
使い方、暮らし方に合わせた暖房機器を設置し、寒い冬も快適にお過ごしください。

■最後までお読みいただきありがとうございます