家をつくる理由
理由もなく家を建てる方はいらっしゃるでしょうか?
安心のため、
財産のため、
家族のため、
世間体のため、
理由がはっきりとしないとなかなか決断できないものです。
■理由がはっきりとしない家づくり
1、周りが家を持ち始めたから
きっかけはそうであっても全く問題ありませんが、
最後まで家を建てる・買う理由が他人や世間などである場合は一度立ち止まって考えてみませんか?
周りの人たちが家を建てたから
いい年齢になったから
今が家を建てる良いタイミングだと言われたから
本当に今、必要ですか?
必要だと思っていないから値段や流行りばかりが目に入り、本当に大切なことへ目が向かず、本腰が入らないのではありませんか?
2、将来が不安だから
将来への不安から持ち家を所有したい
と考える方もいれば、
将来への不安から住宅ローンを借りてまで家を所有したくない
と考える方もいらっしゃいます。
将来、賃貸が借りられずに住む家が無くなるかもしれないという不安
将来、ローンが支払えなくなるかもしれないという不安
どちらもあり得る話ですので、
どちらが正しく、どちらが間違って、はいないと思います。
大事なのはどのような将来に向かって進みたいかを決めることではないかと思います。
現代では、家を継ぐという考えは古いと考えている方も増えていますので、必ずしも家屋敷を子供や孫に残すことが正解とは言い難いと思います。
しかし、少なくとも、自分が生涯暮らしていける住まいがあることの安心化は今も昔も変わらないでしょう。
3、もっと良い選択があるかもしれない
理由がぼんやりしていると、
もう少し先に延ばせば、明るい未来が開けるかも・・・、
と言う考えが頭に浮かぶことがあります。
確かに、将来的に、物価が下がり、給料が上がり、住宅ローンの金利が下がり、不動産価格が暴落する、と言った家を建てる上で消費者に有利に働く現象が起こるかもしれません。
一方で、真逆になるかもしれません。
それをピタリと当てられるのは、経済のプロ、金融のプロ、不動産のプロなどのごく一部の方しか難しいような気がします。
自分にとって最善のタイミングについて、
色んな方が、
「今だ」
「来年だ」
「10年後だ」
と言うかもしれません。
しかし、もしも、
「去年だったね」
にならないとも限りません。
ベストなタイミングを計るのではなく、
実施したい瞬間をなるべくベストに近づける事が大切なのではないかと思います。
■魚(家づくりのタイミング)を逃すか、逃さないか
逃した魚は大きかった
と言われますが、やった後悔と、やらずの後悔、
とどちらが良いかということです。
どちらの場合にも公開することはあるかもしれませんが、
後悔を無くす、減らすために大切なのは、「尽くす」ことだと思います。
自分の目で、耳で、手で、足で、調べ尽くすことです。
色々検討した上で実施した、しなかったを選択すれば、後悔は無い、少ないのではないでしょうか。
せっかくのマイホーム、後悔の無いよう実現していただきたいものです。