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親のスネかじりポンコツが、副業で10年失敗し続け、やっと月30万円稼げるようになったのに、やりたいことをやる生き方に変えた話

【noteを書こうと思ったきっかけ】


こんにちは。
はじめてnoteというものを書きます。


いつもは興味関心のある
記事を読むばかりで、
noteに自分で記事を書いて
なにかを発信するのは
初めてになります。


いま人生のターニングポイントに
立っている実感があって。

【必ず見てください!】1年ぶり動画再開です!重要メッセージ!!!


この鎌田ヒロさんの動画がきっかけで、
「受け取る側」の人間じゃなくて、
「与える側」の人間になろうと思ったのが、
キッカケです。

(動画観たの去年なんですけど、
 ノソノソ動き出して今書いてる…)


で、「なにを書こうかな」と。


すんごいスキルを持ってるわけでもないし、
成功者でもなんでもないのですが。


【やっと、人生かけて進むべき方向性】


みたいなものがみえたので、
そういった心境になった
これまでの経緯を
語ろうと思います。


生きやすくなるノウハウ集とかってイメージより、
エンタメとしてみてもらって、


「会社員を辞めたい…
 でも、それ以外の生き方が分からなくて怖い」

「もっとお金が欲しい…
 でも、副業なんて何をやればいいか分からない」

「生きてて何がしたいとか分からない…
 でも、何となく今のままじゃ嫌だ」



こんなことばっかり考えていた、
以前の自分のような状況の方々に、
なにか少しでも響くものがあればいいな
と思って書きます。



僕はこれまで
やりたいこと探しを
20代から30代半ばまで延々として、
「成功」というものを望んで
あれこれ挑戦したつもりでした。



20歳から自己啓発本を読んできたり、
北海道の牧場で働かせてもらったり、
海外へ見聞を広げる旅に出たり、
成功者の人から成功哲学を教わったり、
様々なセミナーや講座に参加したり、
副業に取り組んだり。



でも今ならわかるのですが、
世間のイメージの「成功」というものを
望んでなかったんですよね。



どういう生活がしたくて、
どんな人たちと一緒に過ごしたくて、
どんな仕事をして生きていきたいのか。



まるで見えてなくて、
世間で言う「成功」モデルのような、

「男は年収1000万円を目指すべき!」
「女性にモテるべき!」
「自分を高めようと努力をしてない奴はクソ!」

と思い、
そしてそれをできない自分を

「自分は本当にダメな奴だ!」

と卑下してきました。



先の見えない不安を抱えつつ
行動しても現実は変わらず
何度も絶望し、
また元気が出てきたら頑張るといった
試行錯誤の繰り返し。



そんな僕がコーチングと出会い、
36年生きてきてようやく、


『今までの
 自分の恥ずかしい過去や失敗を
 言ってバレるくらいなら、
 平凡なままでいい』


と、心の奥底で願っている自分に
気付けました。



【今の現状のままでいることが
 「良い」と思っているから、
 そうなっている】

ということを学びました。



「いやいや、そんなわけないやろ!」
「いまの生活は、嫌で仕方ないわ!」
「嘘言うな!」

(ずっと関西で生まれ育ったので、
 関西弁が出ます笑)



そう思われるのも
当然なんですけど、


でも
「なにかメリットがあって」
いまの状況になっているわけです。



僕の場合だと、

「普通じゃないって思われる。
 過去の行ないをバレるのが怖い。
 今まで自分の恥ずかしい過去や
 失敗を言ってバレるくらいなら、
 平凡なままでいい」



こんな恐れがあって
自分の気持ちを無視し、
個性が必要ない、
自分の内面には触れずに済む
物販などの

「お金になりそうなこと」

だけに力を入れてきました。



本当は今お話ししているような、

「自己開示して、
 エネルギッシュに生きて、
 真理を追求すること」

が大好きなのに。



僕の心の奥底にある恐れとして
「普通じゃない」と
思っているので
恥ずかしくて自己開示したくないのに、

「自分の色々学んだ考えを世に出してみたい」

という矛盾の気持ちを抱えていて。



お金をめちゃくちゃ稼げて、
自己開示する必要が
なくなったら困るから、
僕は無意識にお金を稼ぐことを、
セーブしていたようです。



自分の気持ちに向き合って
赤裸々に語る人、
やりたいことをしている人を

「お金を稼ぐことから
 逃げてるだけじゃん」

とか言って避けていました。
(本当は羨ましくて仕方ないのに)



そう言いながら、
自分の考えを持って発信して、
自分のやりたいことで稼いでる人がいたら、

「ああいう人は参考にならない。
 僕と人種の違う人」

と、思考をシャットダウン。。。



物事を都合よく、
自分の見たいように切り取って、
自分を制限して、
生きていました。



前置きが長くなりましたが、

「共感した」
「こいつアホやな」
「興味本位で
 何となく読んだけど面白かった」
「こんなやつでも
 なんとか生きてるなら
 大丈夫か」
とか、
何かしら得るものがあったら
本望です。


友人・知人も見ていると思うと、
どんな反応になるのか怖いですが、
思い切って今回noteに書くことにしました。
よろしくお願いします!



(1)
【恋愛・副業・自己投資、、、失敗続きで、
「スキルなし・貯金なし・彼女なし・借金あり」で実家に帰省】


僕は冒頭お話しした通り、

「男は成功を目指すべき!」

という思いがあったのですが、
自分でビジネスを立ち上げる
勇気もなかったので、

「まずは会社員をしながら、
 副業を頑張ろう!」

と思っていました。



これまでお金稼ぎに関することでは、

バイナリーオプション、仮想通貨、日本株、投資信託、ETF、ネットワークビジネス、空撮、営業塾、
中国輸入、おもちゃせどり、動画編集、WEBマーケティング、WEB制作、WEBデザイン、プログラミング

あたりに手を出してきました。
そして10年に渡って、失敗し続けてきました。



<バイナリーオプション>(1分後にドル/円は今の価格より高いか安いか、みたいなの)では、ビギナーズラックでいきなり《+50万円》になったものの、浮かれてそのお金をまた突っ込んで、すぐ全額溶かしました。結果、投入した総額50万円はパァに。



<仮想通貨>は2017年1月に保有資産の時価総額が
1000万円超え、700万円の含み益がある状態だったのに

「まだいける!
 これで俺も会社員生活とは
 オサラバや〜」

と浮かれてたら、
コインチェック事件で
暴落してチャンスを逃し。


2021年も時価総額1500万円を超えていたのに同様に「利確せずチャンスを逃す」アホなことを繰り返しました。

(1000万円超えたら浮かれポンチで、
 頭がお花畑になるんです‥)



<おもちゃせどり>ではコンサル料金50万円を払って、

「何でも質問してください!」

と言われ、


「いや、
 何とかしてくれるんじゃ
 ないんですか!(心の声)」


ってクレクレ君で、
取り組む姿勢として終わってて、
ほぼ質問せずフェードアウトしました。
(すごい人に沢山お金払って、
 コンサル受けたらまじで成功すると思ってた)



他にも途中で挫折した
オンラインスクールが、
5個くらいあります。
(スクール行ったら
 何とかなると思ってました)



自己投資として
正確な数字はちょっとわからないけど
500万円くらい支払ってきたでしょうか。



副業の失敗だけでなく、
会社員の仕事も続かず、



36歳まで関西を
転々と4社働いて、
地元の会社で4年半働けた以外は、
あとは全部3年以内で退職。。。



職歴にしても、
2浪して中堅私大卒業

スーパーの店員

新規開拓営業

ネットショップ運営担当


と専門性を深めることもなく、
「キャリア形成」とは
無縁の人生。



転職の合間も、
社労士・税理士を目指して
すぐ挫折。
(もれなくこちらも
 スクール代を寄付…)


1年かけて
産業カウンセラーの資格を取るも、
実務経験がなく、
活かせる就職先がない…



志願して残業したり
休日出勤して仕事を頑張っても、
成功者からありがたいお話を聞いても、
お金をかけてスクールに入っても、



自分が成功する道筋がみえず、
結果が出ない…



僕は次第に腐っていって
自暴自棄になって、
金使いが荒れていきました。



平日休みと土日に競馬、
仕事帰りに夜はスロットと
ギャンブルに明け暮れ、



ご飯は宅配ピザや王将など
お金のかかる外食ばかり。



お金が自分のならまだしも、
「新卒後で困るだろうから」
という親の言葉に甘えて、



以降も30歳まで約6年間、
母子家庭なのに毎月5万円
親に送ってもらう始末。
それでも足りないから、
某大手消費者金融にもお世話に。。。


お金にだらしないだけでなく、
女性に対してもひどい扱いを
してきました。



こんな自分でも
いつかは結婚したい。



でも自分が稼げてないし、
今は無理。



お付き合いする時間も
やりとりする時間も勿体無い。



でも一人は寂しいから嫌だ。
それにS⚪︎Xしたい。



そんな己の欲望だけで、
たまに女性と良い感じになっても、
身体の関係が落ち着けば、
サヨウナラ。
そんな畜生な男でした。



こんな状態でうまくいくこともなく、
30歳になる数ヶ月前で

「スキルなし・貯金なし・彼女なし・借金あり」

の状態で惨めに実家に帰ることになり、
人生に絶望するポンコツに成り果てていました。


(2)
【初めてトントン拍子で昇進。でも、また会社員が辛くなり退職】


「お金もないし、
 とにかくまた働くしかない…」



30歳なら仕事もまだまだあるだろう
と、どこか余裕のあった僕の心は
転職活動でボロボロにされました。



大手転職エージェントに登録しても、
ほとんど書類選考落ち。



面接に行けて
最終候補2人まで残っても、

「今回はリーダー候補が欲しかったから
  見送らせていただきました」

とお断り。



30歳になっても
専門性がない、
田舎住みの人間が欲しいほど
世間の会社は
人材に困ってないようでした。



「僕は、世間に必要とされていない」



転職活動をすることで
僕はようやく
世間の客観的な評価を
認識できました。



お給料や休日の条件も
選べないくらいなら
いっそ、

「思いっきり実家から近い
 会社を探してやる!」

と考え、
家から15分の会社に応募した結果、
運良く採用してもらえました。



その会社は医療関係の
会社だったのですが、
インターネット通販部門を
立ち上げたばかりで、
その担当を任されました。



生きていくために
仕方なくまた始めた、
地元での会社員生活でしたが、



上司や同僚、取引先に恵まれ、
仕事の楽しさやコロナ需要もあり、



売上を約5倍にできて、
中間管理職になってしまいました。



お給料は田舎ということもあり
新卒並み程度の寂しいものでしたが、
実家暮らしで何不自由なく過ごせ、
借金を返済しながらも、
少しずつ貯金ができたくらいでした。



そうこうしているうちに
良い出会いもあり、
実家を離れて同棲し、
結婚できました。


「もうこのままの
 生活でもいいのかもな」


そう思い始めていたのですが、
3年、4年と働いていると
仕事に対するプレッシャーが
キツくなってきて、
辞めたくなっていました。



会社員として働く方なら、
わかってくださるかもしれませんが、

(1)時間の制約
(2)人間関係の制約
(3)仕事の進め方

この辺りでしんどさが増してきました。



(1)時間の制約

これまで経験した会社員生活では、
通勤や仕事の準備などを含めて
平均して大体1日の約半分を、
会社に費やしていました。



「もっと深夜まで残業しても、
 副業やって成功してる人もいるぞ!
 甘いんじゃね?」


と言われたら、もうその通り。
根性なしのヘタレです。



人間関係に疲れ
帰宅しても悩んでしまい、
仕事のプレッシャーで
慢性的な胃炎や偏頭痛で薬を手放せず、
何もできずにただただ時間が過ぎてしまう…



人生が進む兆しはなく、
日々があっという間に
過ぎ去っていきました。



(2)人間関係の制約

仕事に取り組む姿勢や結果を
評価していただき、
上司から本社に対して
プッシュしていただいたおかげで、
スピード昇進することができました。



ただその頃からチームを率いる
中間管理職として、
プレッシャーを感じるようになりました。



人に指示を出すのが苦手で、
つい自分でやってしまい、
全体の進捗が遅れたり。



自分の仕事に関係のない、
プライベートな話ばかりする
パートさんにイライラし、
注意して職場の雰囲気が
悪くなったり。



みんなを引っ張っていく、
場の雰囲気を明るくできるような
リーダー的なキャラでは
なかったのですが、

「仕事さえちゃんとやっていれば
 最低限それで良い」

そう自分に言い聞かせていました。



無理をして
自分らしさを出せず、

「なんとかみんなに、
 仕事してもらえるようにしなきゃ」

と不安で必死でした。



みんなをまとめて
仕事をしていくには
自分では力不足であることを
突き付けられている感じ…



それでも、
上司のフォローや
みんなの地道な頑張りで
お店の信用も積み重なっていき、
売上は順調に伸びていきました。



でも当時はそう言った悩みを
相談できる人もおらず、
一人で苦しんでいました。



(3)仕事の進め方

中間管理職にしていただき、
経験も増えると、
自分なりに

「もっとこうした方がいいんじゃないか」

と創意工夫したくなる気持ちも
強くなっていました。



でも本社が赤字の中、
いち営業所の新設部署が
急激に結果を出したのが
おもしろくないようで、
予算はなかなか下りませんでした。



何でもお金をかければよい
ものではないことは
理解していたし、
その中でも上司とお金をかけない範囲で
取り組みもできました。


でもせっかく企業に属して
経験値を上げられるチャンスなのに
それができないのは残念でした。



もっと効率化して、
みんなの作業を減らす。
でも売上は落とさない。



そんなことをしても、

「じゃあその空いた時間で
 もっと頑張れ」

というのが会社です。
(少なくともそういう自由な発想が
 社長にはないように思う行動が多々あった)



お給料が急激に増えるわけでも
自分の自由な時間が増えるわけでもない。



決まった時間会社にいて、
それなりに仕事をし
お給料をもらう。



それが最適な過ごし方だと
言われているような気がして、
モヤモヤした気持ちが溜まって
心が腐っていくようでした。



「せめて3年は頑張ろう」

「次のボーナスまでは頑張ろう」


などと気持ちを奮い立たせ
続けてきましたが、
精神的なしんどさが限界にきて、
妻にも許可をもらい
会社を退職することにしました。



「独立して
 WEBデザイナーになりたいです!」


必死に退職する理由を探してそう伝え、
「そうなるんだ!」と思い込んでいましたが、
心の中では「WEBデザイナーになりたい」
なんて思っていませんでした。


応援して送り出されることに
心が痛かった…



悩みを言えなくて
取り繕って嘘を言ってしまう
自分がさらに嫌いになっていました。


(3)
【お金になるビジネス>やりたいビジネス(最優先はお金であり、会社員脱出!)】


会社を退職した僕は、

「しばらく会社員をしたくない」

そう思っていました。



失業保険で食い繋ぎながら、
なにか今後の
「自分の生き方のヒント」
を見つけたかったんです。



それまでは転職の間隔が
3ヶ月、半年空いたら

「もう企業は雇ってくれない」
「会社員に戻れない」

という恐怖があり、
早々に転職活動していました。



「こういう考えを手放してみよう」


諦めのような、
浮世離れのような、
僕にとっての常識はずれなことを
やってみることにしました。



ある日インターネットで探していると、
川喜田敬さんの電子書籍「ゆるい起業式シリーズ」に出会いました。



そこで、
苦労して頑張って
自分を消耗しながら進む
「ハードモード」な生き方と


自分に向き合って
中庸であり続けることで、
風を受け波に乗って進む
船のような
「イージーモード」の生き方
があることを知りました。



調べてみるとこの方は、
主にオンラインでコーチングをしながら、
好きな場所に住んで、
自分の気持ちを尊重し
時間を大切に過ごされているようでした。



そして何より、
仕事に誇りを持っていたように感じました。

「これだ!この生き方だ!」

自分らしくいながら、
それをお仕事にできるなんて最高じゃないか!



さらに調べると、
過去の受講生のレビューも温かくて。

「どうやってこんなお客さんが集まるんだろう」

って、不思議で興味津々でした。



この人の生き方に興味がある。。。



「未来に向かって
 人生を良くしていくには
 どうしたらいいか」

を手助けできる、
コーチングに関心があったこともあり、
締め切りの迫る「コーチ養成講座」に
思い切って参加することにしました。



結果から言うと、
講座自体はすごく良かったです。
自分のこれまでの人生の棚卸しができて、

「自己開示して、
 もっと自分の考えを世に発信していく」

「これまでの僕のように、
 悩んで試行錯誤して、
 不安になって生きてきた方に
 コーチングで手助けをする」


そんな想いを知れて、
生きやすくなりました。



でも僕の中では、

「この方だからできたことで、
 僕も同じようにコーチングで
 お金を稼げるわけじゃない」

「労力を注いでも、
 お金になるかわからないことに
 頑張れない」

「もっとお金になりやすい、
 安定した仕事じゃないとだめだ」

「僕がコーチングを仕事にするのは
 お金稼ぎからの逃げでしょ」

「最優先はお金を稼げるようになって、
 会社員を脱出することでしょ」



このようなコーチングを
仕事にすることに対して、
批判的な声ばかりが
僕の中から出てきました。



産業カウンセラー養成講座に通ったり、
簿記やFPの資格を取ったり、
興味関心のあることはやってきましたが
それで仕事にして稼げるとは、
全く思わなくて趣味程度に考えていました。



結局コーチングも
これまでと同じようなもので、
学んで終わり。



僕の考えでは
「お金になるビジネス > やりたいビジネス」
であることが真理でした。

(4)
【副業の成功と独立。月収30万円達成!】


4年半勤めた会社を退職し、
自分探しニートになっていた
35歳の中年は、
結局、何をやっていくか
決められませんでした。



そうして退職してから
ちょうど1年になろうとする前、
僕は転職活動をすることにしました。

「何回こんなことやれば済むのか…」

そんなことを思いながら、
また会社員生活に出戻りです。



特にやりたいこともないですが、
仕事につけるなら前職の経験を活かせる
ネットショップ運営くらいしか
思いつかなかったので、
職種を絞りました。



給料が高いところ、
そして都会に住んでみたかったので、
条件を「大阪市内の会社」で絞ったら、
運良くこれまでの実績を評価していただける
会社とたまたまご縁があり、
入社できることになりました。



そして念願の大阪市内での
暮らしがスタートしました。



大阪市内での生活とはいっても、
中心部は家賃が高すぎて住めないので、
ギリギリ市内くらいで、
正直これまでとあまり生活レベルが変わった
実感はありませんでした。



しいていえば、
繁華街へ行くのに電車で10分くらい
だったのが便利でしたが、



基本夫婦揃って、
インドアだったので

「僕たちに都会の生活は要らないね」

という結論に落ち着きました(笑)



一方、仕事の方はと言うと、
本業を通じて良い物販の
ビジネスチャンスに恵まれました。



ニッチなジャンルで、
誰も目をつけておらず、
個人なら十分副業で
儲かりそうな商材でした。



もちろんやってみないと
分からなかったので、
不安はありましたが、
商品ページや画像を作って、
恐る恐る販売開始。



すると数ヶ月で
10万円ほど儲かりました。



「これはもしかすると、
 もしかして、
 やっと副業で
 うまくいくのでは!?」



そんな期待を感じながら、
会社の昼休みや通勤の電車の中、
帰宅中、帰宅後と、
睡眠時間を犠牲にしながら
隙間時間を活用して取り組んだ結果、


月数万円は安定して
稼げるようになりました。



意に沿わない会社の方針や
上司の裁量によって
仕事を決められるストレスや
人間関係のしんどさがあって、
会社を辞めたかった僕は

「時間をかけたら
 もっといけるはず!」

との思いで、
思い切って独立することにしました。


「独立したら
 信用がなくなるから
 家を買えなくなるな」


と思って、
退職前に夫婦共同名義で
35年フルローンを組んで
一戸建てまで買いました。

(書いて冷静になると、
 恐ろしくなるw)


何はともあれ、
専業生活がスタートしました。



「どんな仕事の仕方で進めようが、
 誰にも注意されない生活」

「何時に起きて、
 何時に寝ても良い生活」

「出勤しなくても自宅で完結し、
 煩わしい人間関係がない生活」



収入は不安定で、
お金の心配は常にあり、
余裕もなかったですが、
それ以上にこれまでにない
開放感を味わっていました。



そして時間をかけて
仕事に注力した結果、
独立して約半年で
月収30万円を達成できました。
僕にとっては、夢のような時間でした。


(5)
【収入半減と新規事業の葛藤】


ですが、
そんな夢のような出来事は
長く続きませんでした。



取引先が自分で商売を始めたり、
取引条件の改悪などもあって、
収入が半減してしまいました。



いままでの物販だけでは
生活できなくなる。



そんなピンチがあっても、
「別の事業で稼ごう!」
と思って、


今までの仕事と親和性の高い、
中国の現地工場から代行業者を通じて
仕入販売する「中国輸入」を始めました。



運良く良心価格で
ノウハウを教えてくださる方と出会い、
実際にリサーチして、
代行業者経由で中国工場から買い付け、
画像や商品説明文を作って販売し、
梱包・お客様対応をして発送していました。



「これならやっていける」


そんな実感が湧き、
ローンもあるし、
子供もできるし、
「生活のために頑張るぞー!」
と息巻いていました。



でも急に仕事が
進められなくなりました。



「やる気が出ない」


「なんで今までみたいに
 机に向かえないんだ?」


「僕はこんなに頑張れない人間なのか?
 生活もあるのにどうするんだ?」



できない自分の弱さを責めて、自己不信。
そして落ち込んで、
余計に行動できなくなる悪循環。
時間だけが過ぎていきました。



先が見えない
不安な状態のままでしたが、
年の瀬に念願の第一子が
産まれました。



出産に立ち会うことができ、

「こんな尊いことがあるか」

と自分の価値観をぶっ壊されるほどの
衝撃を受けました。



でも心の奥底では、

「今のままじゃやばい」

と不安で
仕方ありませんでした。



娘が生まれてから
しばらくはあれこれ考える
余裕もないくらい、
育児中心の生活になりました。



そして、ふと思いました。


「誰でも出来てスキルも深まらない、
 生活するためのお金を得るためだけの
 この仕事をいつまで続けるんだろう」


僕はやりたくない仕事で
「頑張る」ことに疲れていたことに
ようやく気付けました。



中国輸入を始めて、
これまでみたいに
月30万円稼げるくらいになれたら、
外注したり自動化して、
自分の好きなことをやっていこう。



そう思っていました。



ノウハウを集め、
要領もわかったし、
ある程度時間をかけて注力したら
これまでのように出来る。



でも僕の中で

「もうやりたくない」

という声が、
日に日に
大きくなっていました。


「いや、努力が足りんだけやろ」


そう思われても仕方ないです。



世の中には好きじゃないことでも、
めっちゃ稼いでる人も沢山いるので。
年々厳しくはなっているようですが、
中国輸入はいまでも十分稼げる
ビジネスモデルだとも思います。


ただ私は、

「この道じゃない」

という直感みたいなものがありました。


「この生活で本当に良いの?」

「子供にどんな表情をして働く姿を見せたい?」

・自分らしさなんて捨てて
 一人家にこもって、
 黙々と仕事するこの環境

・狭い、狭い、
 自分の周りの人間関係


<もうこれまでの価値観では
 生きられない>

そんな気持ちになりました。

(6)
【「後回し人生」をやめる決意】


これまで、

・やりたいことを探して興味が出てきても、
 再現性がなく稼げないからやめる。

・お金になりやすいことを始めるけど、
 続かなくてやめる。

この繰り返しであることに
ようやく気付きました。



「これだけ色々やってきても
 続かない、成果を出せないのは
 ある意味、才能や…
 もうこの生き方やめよう」



そうしてやっと、

「やってみたいことをやって、
 それをお金にできないか、
 チャレンジしよう」


「頑張って苦労して成功する」
 ハードモードの人生をやめて、
 やりたいことを形にして
 続けられるようにしていく、
「自分ビジネス」でイージーモードの
 人生を目指す!


本気で、そんな決意ができました。



これまでの経験で、
「続けられたら、なんとかなる」
と思えるようになったのも
成長でした。



正直言って、
いま書いてても
今後どうなるかわからないです。



ただ1年くらいは
収入がなくなっても
貯金があるし、
しばらく物販も
続けていきます。

(年間の支出を計算して、
 半年から1年分くらいの貯金があれば
 精神衛生上安心で、おすすめです)



でも、
「やりたいことなんて
 僕がやっても
 うまくいくとは限らないし
 お金になりそうにないから
 やらない」

「お金が稼げるようになったら、
 後でやりたいことをやる」

そんな後回し人生は、
もうやめることにしました。

(7)
【自分の本当の気持ちと向き合い、受け入れることで「案外、道は開けるかも」と思わせてくれたコーチング】 



会社員の時は
「いまを生きている感覚」
は全くありませんでした。


疲弊して帰って、
妻の話を聞きながら、
それがお金にならないたわいもない話だと
適当に相槌打って
スマホでお金稼ぎできることないか調べてたら「話をまともに聞いてない!」とよく怒られ。


いつも「心ここにあらず」な感じでした。



お金は安定してるけど、
心も身体も分離しているような感じで

「いつまでこの状態が続くの?無理」

ってなってました。


それが見ないようにしていた、
人に言えない自分の醜さ、
弱さを受け入れると
体の感覚が変わり、
「いまこの瞬間」を
大切にできるようになってきました。


自分ビジネスをやるなら
自分はどんなことを伝えたいだろう、
どんなことを求められているんだろう。


そんなことを考えているのが楽しくて、
ストレスなくやれて。

「自分はこういうことをやってる人だ」

と認識してもらえたら、
自分のキャラクターを隠して生きる必要もなく、
エネルギッシュに生きられるようになりました。



「成功しなければならない」(→成功したくない)
「自分の過去を話してはいけない」(→話したい)


こんな制約に隠れた、
自分の望みを1個1個確認して向き合うなかで、
言葉にエネルギーが宿ってイキイキでき、
心からのコミュニケーションが
取れるようになりました。



「自分に向き合って理解し、
 過去を受け入れ、
 自分の言葉で表現することで、
 その人が放つ波動が変わり、
 人生を好転させていく」



いまはそう確信しています。


自分と向き合って、
曝け出して、
得たこのエネルギッシュな生命力を
みんなにも感じてほしい。


生き生きとして
目を輝かせて生きる
大人を増やして、
子供にその背中を見せたい。


この感動を味わってほしいので、
これからは皆さんの
自分らしさを発掘する手助けとなるような、
ちょっとした気づきを発信できたらなと
思っています。


長々とつらつら書いてきましたが、
お読みいただき、ありがとうございました!



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