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銀行員が一冊の本を読んでブロックが 一つはずれた話            野垂れ死に 藤沢秀行

私が国内金融機関に勤めていたころ、こんなことでモヤモヤしていました。「あの取引先の社長さん、毎日楽しそうだな、、、」          「今の仕事、ものすごくやりがいがあるけど、あんな生き方も素敵だな、」といった感じです。金融機関といえばお給料もよく、生活や余暇には不自由はないんですけどね、、でもそんなモヤモヤがあったのです。

そんな思いがあったからか、もともと本好きな私は毎週末ブックオフに足を運び、経営者さんの自署や歴史書を購入しては読んでいました。そんな時この本のタイトルが目に入ってきたのです。               「野垂れ死に」                           なんだろうと手に取ってみると、囲碁の世界の物凄い方の著書だそうで。当時も今もですが、私は囲碁は全く分からないのですがパラパラと試し読みしてみるとなんだか止まらなくなりました。購入し、自宅で読み進めましたが凄いんです!

数々の戦績は物凄いんです。でも私が惹かれたのはその生き方、、    だって、ギャンブルで億単位の借金があったり、お酒が好きで、というよりアルコール中毒で酔ったまま対局したり、あと、女性にもてたり、、と。 「そんな生き方なのに周りに人が集まってくる、、なんなんだこの魅力は??」と一気に引き込まれました。

こんな人いるわけないと思いました(;'∀')               だって囲碁のTV番組の解説中にアシスタントの女性を飲みに誘っちゃうんですよ?でも書かれていたことは本当のようでした。

吹っ切れたというか、何事も常識の範囲で、なんて思っていましたが、そんなブロックがはずれた一冊です。その後、お取引先の社長さん方に少しは話が通じるようになった気も、、、                   破天荒な生き方と、現実の仕事で葛藤はありましたが、もう少し思うように進んでも大丈夫なんだ、と思わせていただいた貴重な一冊です(^^)/    時折読み返して、少しはこんな生き方ができているかな?と思い返しています(^^)/






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