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【サッカー国際移籍】 数字で見るリバプール遠藤の凄さ

FIFAが出している国際移籍情報を久々に見て思ったのが、遠藤がドイツからイングランドの名門リバプールに移籍したことだ。

国際移籍で移籍金が発生することの凄さ

多くのメディアでは「移籍金●●億円」など報道されたりするが、実は半数以上がフリートランスファーである。2023年夏の国際移籍市場では以下のようになる。

  • 56.6% : 契約満了によるフリーでの移籍 (0円移籍)

  • 19.3% 移籍金の発生する移籍

  • 12.7% : ローン移籍 

  • 11.5% : ローン移籍からの戻り

つまり移籍金をクラブに残して別のクラブに完全移籍で移る選手は20%未満である。もちろんローン移籍の選手も自クラブにお金を残す選手もいる。

年齢別の移籍金に関して

サッカー界は若い方が価値があるとされる。同じスペックの選手であれば若い選手が試合に出ることが多い世界だ。なので、若い選手の方が移籍金が高い。

2023年の夏は

  • 18歳:61選手 移籍金総額 $64.8M 

  • 18-23歳:1,049選手 移籍金総額 $3.48bn

  • 24-29歳:769選手 移籍金総額 $3.19bn

  • 30歳〜:106選手 移籍金総額 $627.6M

ボリュームゾーンである18-23歳には日本で言うと久保くんがこのレンジに入ってくる選手だ。

遠藤の何がすごいのか?

そもそも30歳オーバーで移籍金を残してクラブを去っていることがなかなかレアなケースである。2023年夏の移籍では106選手しかない。

ネイマールやマフレズのようにビッグクラブでプレーしていた大物が30歳を超えてサウジアラビアに移籍したようにリーグレベルを下げて移籍するケースは考えられる。ただし、遠藤のようにしっかりプレミアリーグかつ優勝争いをするべきクラブに移籍できたというは本当にすごいことだと思う。

シュツットガルトとしても30歳過ぎた選手がまさか約$20M以上の移籍金を残してくれるとは思わなかったはず。この夏の移籍に関しては今までになかったサウジアラビアの影響は少なからずあっただろうと思う。

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