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【Ep.3】ゲイの世界へ踏み込む話

こんにちは!だいです。
前の投稿でいいねをくれた方、本当にありがとうございます😊こんな記事でも読んでくださる方がいると思うと、嬉しくてまた書きたくなります!
今日は、前回までの話の続きをまた書こうと思います。
今回は題名の通り、僕が初めて人にカミングアウトしてからいよいよ、同じゲイやバイの人達が集う世界?コミュニティへと足を入れていく話をしようと思います。今回は3本仕立て、とても長いです!!

●男性同性愛者交流会の参加

前回話した学生相談室のカウンセラーの方に、同じような境遇の人たちと繋がりたいけど、SNSは怖いしどっかのイベントに行くのも勇気が出ない。そう相談しました。そしたら、カウンセラーの方にある団体を紹介して頂きました。ここで紹介してもらったところは流石に安全だろと思い、思い切って参加してみることにしました。

その団体はは様々なセクシャルマイノリティの支援をしており、セクシャリティーごとのイベントがありました。僕はその中で男性同性愛者のイベントに参加してみることにしました。
大学2年生の11月のことです。緊張で心臓がバクバクしていました。なんたって多数の人の前で自分のセクシャリティーをオープンにしてお話をするなんてこれまで考えられなかったことだからです。皆同じでも少し怖かったのを覚えています。もし嘘をついてて僕たちをわらけものにする人が潜んでいたら、もしそれが知り合いだったら…ありもしない恐怖をたくさんかかえていました。

なんとその日、僕遅刻したんです(笑)
電話ですみませんの連絡を入れて、遅れていきました。部屋に入るともう交流会は始まっていました。もちろん、この交流会は卑猥な事は一切なく、ちゃんとしたきっちりした礼儀正しい交流会です。(笑)
10数人の人が輪になって座っていました。少し驚いたのが年齢層が高かったということ。大体30~50代の方々でした。中にはそれより上の方もいらっしゃいました。大学生は僕だけで、もう1人高校生がいたのを覚えています。
交流会は本当に平和な会でした。色々な人の話を聞きました。僕は何もかも初めてということを伝えて、色んな人に色々なことを教えて頂きました。何もかもが新鮮で、何より自分も何も隠さずに居られるのが心地よかったです。
それから定期的にそこにも通うようになりました。

●ゲイの出会い系アプリへ進出

今考えればその交流会は準備体操に過ぎませんでした。ここに書いたゲイアプリを始めることで、僕の世界はまた大きく変わりました。
交流会で進められたあるアプリがありました。ゲイの出会い系アプリです。最初は怖くて始める勇気がなかったのですが、同年代の友達が欲しかった僕は勇気を出して始めることにしました。

出会い系アプリなんてのには一生縁がないと思ってたのでとても変な感じでした。ゲイの出会い系アプリって身長、体重、年齢を登録しなきゃいけないんですよね(笑)、そしてプロフィール写真は怖いからモザイクをかけた雰囲気だけの顔写真にして、登録しました。ついに、扉を開けてしまったのです(?)笑
出会い系アプリがそういうものなのかはあまり分かりませんが、僕が始めたそのアプリは位置情報を共有して近くにいる別のユーザーが出てくるんですよね。見てみるとびっくり本当にたくさんの男の人の写真が僕のスマホに映し出されました。よく見てみると1キロ圏内だけでも何十人もの人がいました...!そして次々にメッセージを頂きました。
正直怖かったです。直接会ったことのない人たちとSNSでつながるなんてそうないことだったので、どんな人かわからないような相手としかもセクシャリティを明かしてメッセージのやり取りをするのはなんだか怖かったです。でも、やめようと思わなかったのも正直なところです笑
最初は顔を出すことですら怖がっていましたが、次第に慣れていき、メッセージで仲良くなった人たちと会うようにもなりました。次第に出会い系アプリを使いこなすようになっていったのです。笑

●Twitterをはじめてさらに驚いたこと

アプリをしばらくやって慣れてきたころ、ふと思いつきTwitterでゲイのアカウントを作りました。アプリで知り合った同年代の人達が何人かやっていたので便乗しようと思い、登録しました。
ここで僕はやっと、ゲイの世界を知ることになるのです。というとめちゃくちゃ大げさではありますが、それくらい僕にとって印象的でした。

Twitterでは同年代の男性同性愛者の人達の大きなコミュニティがたくさんできていました。驚くほど多くの人がいました。今はもう当たり前のことだし、LGBTQ+の人達がこの世にどれくらいいるのかだいたいわかったので驚くことではないということは分かっているのですが、当時の僕にとっては衝撃的で、少し嬉しかったのを覚えています。中には僕のリア友、つまりこれまでの学校など普通の友達を見つけてしまったこともありました。笑
周りに意外といるんですね…!
そうなんです、皆さんの周りには予想をはるに上回るセクシャルマイノリティの当事者と言われる人たちがいるのです。このことについてはいつか投稿しようと思ってます。

●踏み入れた世界には仲間がたくさんいた

このTwitterやゲイアプリで同じような境遇の友達がたくさんできました。僕は一人じゃない、そう思うことができてほっとしました。初めてカウンセラーの方に打ち明けてからここまでは約半年での出来事ですが、僕の人生で一番大きな変化があった半年だったと思います。
このような感じで、ゲイの男は自分がゲイだと自認し、ビビりながらもなんとか自分の居場所を見つけることができました。もちろん僕の居場所は最初から家や学校などありますが、ゲイの自分の居場所もついにできたのです。でもまだまだ窮屈な居場所でした。今後はそんなゲイが自分の居場所をどのようにして開拓していくかをお話しできればなと思っています。

アプリで仲良くなる方が増えてきたころ、ついに初めてリアルで会おうという話になった方ができました。また、一歩踏み出したのです!笑
次回、「初めてのリアル」
今回も最後まで読んで下さり、ありがとうございました!
次回もよければぜひ~!それでは!

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