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依存してもいい。 実践編



こんにちは、だいです。


前回は、依存について詳しく話してみました。人によっては刺さる人も刺さらない人もいたと思います。


前回のnoteはこちら


それでも、ここに読みに来てくれた方は、なにか刺さるものがあったのかなと。


今回は、そんな人に向けて「依存してもいい。実践編」書いていきたいと思います。




それでは、いってみましょう。






あなたへ向けて



依存は悪くない。


そう言われても実際は苦しくてどうしたらいいのかわからない。そんな気持ちだと思います。



依存の意味はわかったから、どうしたらその安定した自分を取り戻せるのか、どうしたらこの不安な気持ちから離れることができるのか。それが知りたい。



そんな人へ向けて、僕なりの依存の仕方、離れ方を伝えていきたいなと。




あなたも落ちてしまうなら


不安定な依存。

わかりやすい身近なもので言えば人間関係でしょうか。恋人、家族、夫婦、友達、、色んな形があります。


人間関係は複雑なもので、相手にも意思があるためこちらが意図せずとも依存に引きずり込まれる場合があります。そのなかではDVやモラハラによって共依存が確立してしまうことも。




依りかかれば依りかかるだけ奈落の底に落ちていくようなそんな依存は、いつかあなた自身を亡くしていきます。




苦しいかもしれません。それでも、覚悟を持って手を離してください。


そこから離れる一歩目を僕が手伝います。





手を離してみる


手を離すって怖いですよね。辛くて時には死んでしまいそうなこともあるけれど、たしかに居心地が良かった。そんな場所を手放すなんてそうそうできるものではないです。



何度離れようと試みても、近くにいるだけでまるで引力のようにすぐ元通り。

過去の居心地の良さはそうかんたんには振り切れません。



それでも、実はその引力を引き離せる方法が2パターンあります。

その2パターンとは、



物理的距離をおくこと。

精神的距離をおくこと。



どちらもできるなら最高です。


詳しく解説していきますね。






外に出よう


まずは物理的距離をおくこと。



そんなことしても変わらないよ。と思われるかもしれません。
分かります。わかりますが、違います。規模が。



他県に出ましょう。



ちょっと普通ではないレベルで考えましょう。なんなら海外でもいいです。そんなレベルで距離を引き離してください。会いに行きたくても会いに行けない距離を。


この距離にはれっきとした理由があります。


その対象が全く生活に関わらない世界で生きる体験ができるためです。



おそらく苦しくなると思います。居心地の良さを思い出して戻りたくなる瞬間が必ず来るはずです。孤独を感じて恐ろしくなることもあるでしょう。



それでも、外にはその人がいない世界もあることを知れるきっかけになると思います。実はその人がいなくともあなたは生きていけることをうすうすでも感じることができるはずです。


そのきっかけ、自分を見つめる時間を得るために物理的距離は大きな助けになります。



仕事、友人や学校、その他にも大切なことがあると思いますが、まずは、あなた自身です。あなたがあなたを守ってください。


方法はあるはずです。人に頼ることも躊躇わないでください。今は、その場所からとにかく離れてください。



居心地がよくなればまた引きずり込まれます。判断ができなくなっていきます。


すべては離れたあとに考えましょう。一緒になって落ちていくことに比べたら、生活なんてやり直しはいくらでもききます。




とにかく今は、一刻もはやく、引力の外へ、より遠くへ。



その苦しみを抱えたまま、覚悟を決めて手放してください。飛び出してください。







たくさん依りかかろ


物理的距離をおきたい。


でも、どうしても離れることができない。家族がいて、生活が不安で、自分だけが離れるわけにはいかない。そのせいでまた戻されてしまう。変わらず繰り返してしまう。そんな人もいるはずです。


どんなに願っても苦しんでも同じ世界に住んでいる限り必然とそうなります。



それでも、もう一つその世界から離れる方法があります。




心理的距離をおきましょう。


物理的に離れられないのなら、心理的に住む世界を変えましょう。


こちらはとても困難です。困難ですが、諦めなければ希望はあります。



心理的距離をおくとは、つまりあなたの価値観、世界観を根底から変えてしまうことです。



例えば、夢を追いかけている人となんとなく過ごしている人が見る世界は違いますよね。場所が同じでも、世界の捉え方が違っていると思います。それと同じことを意図的に起こそうという試みです。



そのために必要なことが、




他のものに依りかかることです。



どういうことかと思うかもしれませんが、理屈はかんたんです。他に安定したものを見つけてそこに依存先を変えてしまうわけです。



ここで、理論編で話したことが活きてきます。



安定した依存先。

つまり「あなたが求める限りそこにあり続けるもの」、好きなことや夢中になることを見つけましょう。




そして、ここが重要なポイントですが出来るのなら「コミュニティ」を探してください。



そうすることで、自分の中で元の依存先に割く時間が少なくなると同時に、他のコミュニティに入ることで新しい価値観やもといた世界を客観的に見ることができるようになります。



自分がどのような状態だったのか違う世界から冷静に見つめられるようになると、心を依存先から離しやすくなります。




さらに、自分の悩みや楽しさ、感情、興味によって依存先をそれぞれ作ってみてください。



一点に集中させるから、立てなくなる。

それならいくつも依りかかれるところを持ちましょう。逆立ちよりも三点倒立です。



依存先は安定しているのならどんなことでも構いません。SNSでもサークルでも趣味でも研究でも読書でもアウトドアでも。

自分の時間を楽しめてかつ安心できる場をいくつか探してみましょう。




きっと、世界の見え方ががらりと変わるはずです。






居場所を見つけるためには


新しい居場所を見つけたらいい。



そうはいっても、中にはそんなかんたんに見つからないよと思う人ももちろんいると思います。そんな方へ向けて、新しい居場所を作るちょっとしたコツをこっそり教えます。




結論から言ってしまうと、
自分の新しい居場所を見つけるには、



①自分の時間を取る。

②好きなことを育てる

③居心地のいい世界を探す



この3ステップが有効です。



1つ目、まずは自分の時間を取りましょう。


ここでいう自分の時間とは、たまたま余った暇な時間というより、自ら作ったエネルギーがしっかりと残っている自由時間です。仕事帰りのぐったりした早く寝たい時間ではなく、意欲的に活動できる時間のことです。


無駄だなと思える時間を徹底的に削って捻出してみてください。



時間に追われていると、出会うものにも出会えなくなります。まずは自分だけの時間を作りましょう。


目安として忙しい人もいると思うので、1日2時間ほど捻出できれば上出来です。



自分だけの自分が心地良い時間を作ってみてください。



2つ目、好きなことを育てる。


時間がなんとか捻出できたひとは、その時間を使ってわずかでもいいので好きなことについて調べたり参加したりしてみましょう。

趣味がない方は、なんとなく気になるという程度のことでも構いません。



とにかく好きなことに触れてみる。それを育ててみるという感覚を意識してみてください。


さらに、友人の好きなことで気になっているジャンルがあれば自分も真似してみる、参加してみてその熱に触れてみることはとてもおすすめです。

ともに楽しめる先駆者がいるだけで、どう楽しめばいいのか、どのポイントが魅力的なのかなどわかりやすく、夢中になれる可能性が高まります。



小さなものからでも、心動かされることを探してみてください。



そして3つ目、居心地のいい世界を探す。


こちらはさきほどのステップと被るところもあるのですが、要するに自分が安定する場所を探すということです。



詳しく定義すると、自分が求める限りそこにあり続ける、かつ自分が否定されずありのままをさらけ出せる場所、ジャンル、コミュニティです。



これらはオフラインで見つけることがすこし難易度高めなので、SNSやネットコミュニティのような場所でもいいかもしれません。好きなことから検索して覗いてみてください。



例えば、僕は趣味だったりHSPの気質をもっていたりするので、SNSでそういう方たちとゆるく繋がっています。それだけでも自分の居場所を感じられますし、自分の求めていた情報に出会えることもあります。同じ感覚の人を見つけることもできた結果、自分を責めることも少なくなりました。


そうした、自分をそのまま受け止めてもらえる居心地のいい居場所を探してみましょう。




自分の時間を作る。好きなことを育ててみる。居心地のいい世界を探してみる。



この3つを意識して、不安定な依存の外にもたくさんの世界が広がっていることを自分の目で見つけてみてほしいです。





楽しんでいこ


物理的距離、心理的距離、あれやこれやと色々と長々とここまで説明させてもらいました。


でも、色々と伝えども、僕の本当に伝えたいことはわかりやすい一言です。



楽しみましょう。




それだけです。


自分に自信が持てなくて、誰かに押さえつけられて、自分の心も亡くしそうになって、そんな不安な毎日を過ごすことはほんとのあなたは望んでいないはずです。



今は自信なんてなくてもいいから、不安でもいいから、外に飛び出して、その訳のわからない依存なんて押し返して、他の世界を探しに行ってみましょう。恐る恐るでもいい、あなたの生きる場所を少しずつ探しに行ってみましょう。



そのために、僕がここで長々と書き残したものをいくつか拾って、あなたのために使ってほしい。そう思っています。


楽しめる世界が見つかれば、辛くとも、苦しい日常でも、そこに帰れば生きようと思えるはずです。


依存とは依りかかること。依りかかって自分を活かしてくれるもの。


そういう世界であなたには暮してほしい。



あなたの人生をあなたが生きられるように。






終わりに


ということで、いかがだったでしょうか。

読みやすくサクッと読めるようにポイントだけに絞って書くつもりでしたが、それでも溢れ出てしまいました。


僕自身も、これまでいつも不安で、いろんなものに依りかかりながら葛藤しながら生きてきた経験もありました。


依存から抜け出せない、抜け出したくても居心地のいい場所はここしかないと思ってしまう。相手を責めてしまう。そんな自分が嫌になる。そしていつしか自分をも見失ってしまう。


そんな経験をもう繰り返したくなくて、何度も考え何度も壁にぶち当たって、自分の世界を探して動いた時期が僕にもありました。



それでも僕は今、最高に楽しいです。心地良いです。自分は楽しく生きていいと思えるようになってきています。そして、好きなことがたくさん見つかりました。


好きなものに囲まれながら、あっちへふらりこっちへふらりと依りかかりながら、僕だけの世界を生きられるようになりました。



あなたにもきっと見つかります。


大切なのは諦めないこと。一度や二度で探すことをやめないでください。生きることを諦めないでください。目の前の世界だけが全てだと思わないでください。



あなたがいつでも安心して笑っていられる、そんな世界を見つけてほしいと願っています。


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