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『本気のハロウィン』してきた。〜やればできるをやってみる〜あそび屋だい




本気のハロウィンしてきた。



10月31日。

毎年のように渋谷を魑魅魍魎が闊歩するそんな夜に、僕は沖縄の海岸でパイを焼いていた。

今年はコ○ナでそんなムードを出すことすらはばかられる中、僕は海岸でかぼちゃを彫っていた。




ハッピーハロウィーン!


「ジャコランタンが作りたい!です!」


後輩がまたしても突飛なことを言い出した。


「ハロウィンといえばカボチャ!
ジャコランタン作りたいですね!

作りましょう!」


目をキラキラさせながら
やりますよね!信じてる!と訴えかけてくる。



ジャコランタン…カナダで一度作ったな。。

スプーンと彫刻刀があればいけるか…?

コスプレするよりカボチャ彫る方がいろんな意味でリスクが少ないかも??


ちょっと考えて、



「やるか。」




いえーい!ジャコランタン!!

後輩がキャッキャとファームを調べ始めた。早い笑


でも、どうせジャコランタン作るならしっかり楽しみたい。
カボチャ彫る以外に何かないかな…?

うーん、


「くり抜いた中身で、パンプキンパイとか焼いてみる…??」



え!?!やるっ!!!天才??

キラキラ。
あ、これ後に引けないやつや。


そんなわけで。。。



当日。

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もはやここからはノリノリ。
楽しむと決めただいは強い。 

市場でお気に入りのかぼちゃを買って、ピザ窯用のレンガを積んで、


いざ!沖縄南部の海へ。



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着いたーーーー!!!



日が沈み始めた海は、パンプキン色に輝いていた。いつ来ても最高の眺めだな。

レンガを持ちながら砂浜を歩いていく。彫刻刀とパイ生地、スプーンとライト。薪はそのへんから。大きな岩山の下に場所を陣取って、



ジャコランタン作りSTART!!!



かぼちゃはめちゃめちゃ硬いので、まずは茹でて柔らかくする。

その後に、中身をスプーンでくり抜いていく。中身のほとんどはタネ。

後輩曰く、

タネ乾燥させて中身出したら食べれるらしいですよー!持ち帰ります!


らしい。ぜひ乾燥したら食べてみたい。



タネを取りきった。
ここから中身を薄くするためにスプーンで削って、鍋に入れていく。それが後にパンプキンパイになる予定。

削ったあとはいよいよ、
ジャコランタン制作開始。



彫刻刀とスプーンと包丁でガシガシ彫っていく。僕が作るのは、theジャコランタンって感じの怖いやつ。

口から彫って穴を開けて、歯を削って目を空けていく。



隣のカボチャからうめき声と叫び声が聞こえてくる。どうやら削りすぎたみたいだ。まだ諦めるな。頑張ろう。君ならやれる。


あ、なんだか要領を得てきたぞ。
夢中で彫る。

日が沈んだ暗闇の中、ライトの光の下で黙々とかぼちゃを彫っていく。何も気にしなくていい心地いい時間。


遠くで虫の音が聞こえた。





ジャコランタン完成!!



時間にして2時間ほど。

ついに。ついについに、


ジャコランタン完成です!!

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うわーーーーー!!


最高じゃん!ジャコランタンじゃん!

紛れもないジャコランタン!!


居ても立っても居られず、
石を集めてキャンドルを立てて、
火をつけて、、、、


おらあ!!


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うわああああああああ!!



え?降臨した?ジャコランタン降臨した?



口の中で火がゆらゆらと揺れている。

僕のジャコランタンが邪悪に笑う横で、後輩のジャコランタンはにこにこしている。個性現れすぎ笑

テンション上がって写真を撮って騒いだ。そしてしばらくボーと眺めてニヤニヤニヤニヤ



もしかして最高のハロウィンでは?



ぼんやりとそう思いながら揺れる光を見ながら座る。海岸だから星が綺麗だ。薄っすらと天の川も見える。


水平線の近くでオリオン座が傾いていた。






パイの前に窯を作ろう。


「そういえば!!

パンプキンパイ作りましょう!」


あ、忘れてた。

ジャコランタンで満足してたけど、そうだった。パイ食べたい。

何でもできる有能後輩さまがパイ生地及びパイの具まで持ってきてくれていた。あとはカボチャを練って入れて焼くだけ。有能すぎる。


ということで、
お腹も減ってきたし、パンプキンパイ焼きましょう!




二人でそのへんから小枝と流木と枯れ草を拾ってくる。ピザ窯は火力がいるので焚き火でやるのだ。


砂地に火をたく下地を作った後、
一番手前にティッシュを置いて、その上に枝たちを積みてていく。燃えやすいものから下に置く。いきなり流木のような大きな木にはつかないから、徐々に火を大きくする必要がある。

小枝の上に中くらいの枝を置いて、
これで準備は完了。

ここのティッシュに火花を散らせば火がつく。



「やってみる?」


少し前にメタルマッチ(火花散らすやつ)を買ってホクホクしていた後輩を思い出して、提案してみた。


「やります!!やり!ま!す!!」


メタルマッチを持ってワクワク顔をしている。


「ここにマグネシウムを削って落として、そこに着火させる感じ。思い切りが大事。



後輩は言われたとおりにマグネシウムを削って、真剣な表情でメタルマッチを打ち付ける。初めてにしてはなかなか上手いのではないだろうか。

メタルマッチは金属とマグネシウムを打ち付ける必要があるので、結構指の力とコツがいる。僕もはじめの頃は全然つけられなかった。


付かないながらも試行錯誤悪戦苦闘した十数分後。

そして、、、



カチッ!!カッ!カッ


ボッ!

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、、、、ついたああああ!!!!!



うわあすごい!!

後輩が驚いた顔で砂浜を小躍りする。
この短時間で付けれるようになるのは凄い。

火がまたたく間にティッシュから小枝に広がって、しばらく煙が上がった後、流木に火が移った。もうここに付けばあとは焚べるだけ。


レンガを周りに組んで、空気孔を過
確保して、ピザ窯が完成した。

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「じゃあ、ピザ窯の温度を上げておくから、パイ任せていいっすか?」



了解です!

後輩は頷いて、パンプキンパイ作りを始める。僕は木を焚べて、窯の温度を上げていく。


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後輩はたまにつまみ食いしながら生地をペタペタ貼っている。茹でたカボチャ美味しい。

そして、


「パンプキンパイ下地完成です!」



下地が完成したらしい。よし!いれるか!


アルミの器に入れた生地をトングで挟んで、窯の入り口から中に滑り込ませる。レンガに囲まれた真っ赤な熱気が一気に吹き出てくる。

蓋を閉めた。よし!あとは待つだけ!



うわあ楽しみいい!!!

後輩と顔を見合わせた。
ワクワクワクワク
にやにやにやにや





月夜の業火パンプキンパイ!


窯は簡易で作ったものだから、正確なレシピは使えない。数分おきに中を覗いて確認する。煌々と燃える窯を軍手で開いて、パイの焼き加減を見てみる。

、、、、いい感じだあ



十数分後。


「これ!いい感じかも!!!」


パイの色を見て判断する。
完成か??窯にトングを差し込む。


ワクワクワクワク
ドキドキドキドキ


窯の前で二人でトングを凝視する。
徐々に出てくる逆光で黒く見える物体。
引っ張り出す。


そして、、、、





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はああああああああああああああああ!!!!!!


パイだあああああああああああああ!!!


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これは!!パイだ!!!え!なにこれ最高?天才?パイってこんな神々しいの?




興奮気味にあつあつのパイをビール箱の上におく。砂にトングを差す。軍手を放り投げる。

これは、、、、絶対美味いやつじゃん…


バクバクする心臓を感じつつ、まだ湯気が立ち昇るパイに包丁を入れていく。包丁の刃がザクッザクッと生地の焼け具合を教えてくれる。絶対美味いやつじゃん…



下に刃を滑らせて、そして、、




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うぎゃああああああああ



そのままがぶりつく。


ーーーーーーーー!!!!!!!



二人でヘドバン。ヘドバン。
何も言わない。言えない。ひたすらがぶりつく。


ーーーーーーーはあっ!!!!

3口目を食べ終えたときやっと一息つけた。というか息継ぎができた。



「うっまあああああああああ!!?なにこれ?!」


「やばいっ!!!」


「神!?」

本当に美味いときに語彙力なんてない。
美味い。やばい。それだけ。それしか出てこない。


あえてここで詳しく書かせてもらうと、
パイを一口噛んだ瞬間ザクッと生地が鳴り、中のパンプキンが甘く解けて、濃厚なシナモンの香りが鼻から抜ける。そしてほのかな甘みが口に残る。


美味しすぎる。悪魔的に。


これはやばい。
もちろん簡易ピザ窯だからところどころ焦げたりしてるけれど、それすらもアクセントになっている。


ジャコランタンが怪しく邪悪に笑ってる中、二人で夢中にパイを食べつづけた。





それは完璧なハロウィンの夜だった。







あとがき


僕らはあの後、パンプキンパイを食べて、そのへんの枝で杖を作ったり、ジャコランタンを祀り上げたり、魔女会をして過ごした。


そこはとにかく俗世とは遠く離れた場所。
コ○ナも常識も世論も関係ない。ついでに精神年齢も関係ない。

この日僕らは、思いつく限りのハロウィンっぽいことをして遊び倒した。




普段、僕たちは難しく考えすぎています。
社会だとか、人間関係だとか、仕事だとか、常識だとか、将来だとか、大人らしさ、男らしさ、普通なら、みんななら、一般的には、、、

それだけ考えられるようになった。
成長した。
大人になった。
とも言えるけれど、それらを使ってつまらなくなるのはあまりにも勿体ない。

培った知識や成長で、自分を閉じ込めて抑えつけて動けなくなるのは本末転倒です。



せっかく頑張ってきたんです。

せっかく集めてきたんです。

その知識も経験も使い方を変えたら、子供のころよりも、今までよりも、絶対にもっと楽しめるはず。

「やりたいこと」をやれるはずです。



楽しむためには変えないといけないことがあるかもしれないし、
難しい現状があるかもしれない。
生活もあるし、義務も責任もある。



でも、それでも、これまで頑張ってきた。
それらを駆使すれば突破口は必ずあります。


人に頼っていいし、
助けてもらっていいし、
無理だと思ったら逃げていいし、
全ては無理でも一つずつ試してみてもいい。


「やってみたかったこと」をやってみませんか。




頑張ってるんです。
ちゃんと報われていい。


「やりたいことやってみる余白」を自分に許していいんです。


僕もこれからまだまだ楽しみます。
笑ってうまいうまい言いながらほくほく顔でニヤニヤして生きていきます。


頑張るだけが世界じゃないし、
探して作ればどれだけでも面白くなる。
まだまだ人生は長いし遊べます。



まずはあなたがずっとやってみたかったことから。


きっと忘れていた世界が見つかるはずです。







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 サバト2021 沖縄南部海岸にて




ー一一一一一一追伸一一一一一一一一一一

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