大人だからできる!頭わるいタコ焼き送別パーティー!!
ポロン♪
LINEが鳴った。大学同期のグループLINE。
チラッと見る。
!!??????
また変なの来た。
ギガたこってなんだよ笑ちゃんと焼けるのか
どうやらAmazonで買って
テンション上がってそのままLINEしたっぽい。
サイズが頭悪すぎる。
そう言いながら僕も支度に入る。
絶対ギガたこしたい。
今回は同期の一人が沖縄を離れるということで、その送別会も兼ねて宅飲みすることにした。6年ほどの付き合いだから感慨深いものがある。
ということで、
これが噂のブツらしい。
GANTZじゃん。
横にある申しわけ程度の5つの穴がじわじわくる。
一応「最悪の場合(焼けない)」を想定して、普通のたこ焼き器も持ってきた。
売り出し方がここまで違うとマーケティングの歴史を感じる。圧倒的エンタメで押し切る感じが最高に清々しい。
飲み物と材料を買いだして、さっそく準備に取りかかる。
皆さんあまりにも手際がいいので僕はやることがない。うーん。友人が飼っているイモリを眺める。このイモリめちゃめちゃでかいな。
「その子、大学一年から飼ってるからー」
てことは7年!?
長すぎん?デカすぎない??
というか僕より付き合い長い??
初めてこんな大きさの子見た…すごい。。
そんなこんなしてるうちに準備ができたっぽい。ありがとう。
こっちは任せろ。たこ焼き器はコンセント差して温めておいた。
たこ焼き液を投入ー!!
男飯なので雑に大胆にわかりやすく!
もうどこに穴があるかも分からないので勘でタコを入れていく。絶対2個入ってるやつとかある。
グツグツ。
液が固まってくる。いいぞ。
一方その頃、ギガたこさんはまったくもって固まらない。池。
やっぱり無理なのか…
周りが順調に焼けていく中、順調に絶望感が高まっていくギガたこ液。
中はドロドロ、外は…コレ焦げついてね?
やっぱりそういうやつか…
まあでもめちゃめちゃ面白いからな…うん。。
と、諦めかけたその時!!!
ゴロン!
ひっくり返ったーーーーーー!!!!
えーーーうそーーーさっきめっちゃ焦げついてたのに!!すごい!!え!意外!
すごい!一気にそれっぽい!!
歓声が上がる。
いや、デカすぎだろ
楽しくなってきた。
正直どう扱えばいいか分からなくなってきたけど、丁寧に焼いていく。
うわあ面白い〜!変なの〜!
裏も焼けたところで、
ソースとマヨネーズと青のりと鰹節!
絶対うまい!!
よっしゃ!完成ーーーーー!!
味付けしたソフトボール?
禍々しいな。
うわあーー!でもウケる!
パシャパシャ写真を撮りまくる。
得体のしれないデコった物体をキャッキャしながら囲む男たち。
めっちゃ楽しい。
ひとしきり写真を撮ったあと、いよいよ実食。4人で箸を持つ。
さて、、、、、
、、、、これどうやって食べるん?
全くビクともしないんだけど。
鰹節こんなにちっさかったっけ?
どこから…どう…動かせば…いいん、、、
、、、、、グシャァ!!!!
普通に切り刻むことにした。
こいつはたこ焼きと思ってはいけない。手加減してはダメだ。ザックザック
でも意外と中までで火通ってるな!
美味そう!
4つに切りわける。
もはやたこ焼きの体をなしてない。
ソースとマヨネーズと青のりと鰹節のかかった平たい粉もの。
お好○焼き?
オラオラ!食え食え!
お好み焼きやで!!気になるなら丸くしろ!
はぐはぐ!あつ!
ウッマアアアアアアア!!!!
間違いない!
これを言ったらおしまいだけど、この原材料で不味いはずがない!!タコは見当たらないけど粉ものとソースのラインナップですでにうまい。
これ売れるんじゃない?ギガたこいいぞ
単価1000円くらい必要だけど。
4人だからすぐ平らげてしまった。
最後の方は外側のカリカリすらなくなって「みて!たこ焼きの内臓!」とかいいながら楽しんでいた。(食べ物で遊ぶな)
いやあそれにしても美味かった!!
ごちそうさまでした!
食べ終わったギガたこのあとには、なんとなく油を注いで串焼きの会。
たこと粉をまぶして揚げる。様になってるのが不思議。原材料同じなのでもちろん美味い。
それっぽい店でやればブームになりそう。たのしい。
それから串焼きとお酒を空けて第二部に入った。タコも揚げるの面倒くさくなって刺し身で食べる。普通にうまい。こっちが好みかもしれない。
Netflixで映画三昧。持ってきたお菓子とワイン。ホラーから始まってポケモンまでネトフリの海を彷徨う。ミュウツーはいいぞ。
大人って最高だな!!
こうして僕らの夜は更けていった。
おわりに
友人は旅立っていった。担当している教授が福岡に赴任するらしく、研究内容的についていくしかないようだ。
ここでお別れである。
といっても僕も日本一周で九州寄るので、ぜひその時に、とフィールドに連れてってくれる約束をちゃんとこじつけて別れた。
うわあなんか寂しいけど、こんな日が来るんだなあ。
僕らの先輩から「沖縄病」という「沖縄に長く在籍すると本土の世界線に馴染めなくなり一定の割合で帰ってきてしまう病」がまことしやかに囁かれているので、彼らも毒されているのだろうか?と密かに面白がっている。
3年前に旅立った仲間たちが最近ちらほら帰ってきてることを踏まえると嘘偽りではないかもしれない。ちなみに、僕は「毒されている」というより「毒そのもの」側な気がするので問題なさそう。
以前までは僕が県外に出ることが怖すぎて、沖縄から離れる≒今生の別れのような気持ちだったけれど、今となっては「遊びに行ける場所が増える楽しみ」に変わった。3年前に沖縄を出て本当に世界が広がった。
意外と人は優しいし、場所を選べば生きていけるし、なんだかんだその気になればなんとかなる。
今回のタコパも、気の合う友達ができないと思っていた僕でも心底面白がってゲラゲラ笑える人たちがちゃんと見つかったし、好きなことで繋がってるならどこにいても連絡を取って遊びに行ける。
こんな生き方があったんだと昔は知らなかった。
絶望していた過去の僕に言いたい。
自分を否定しないで笑える場所を探してみたら受け入れてくれる場所は必ずあるよと。
「こんなことしたらダメだ。」
「将来のために。」
「真面目に。」
「周りと合わせて。」
なんて自分を抑え込んでいたからそんな場所に巻き込まれたし、頑張らないと価値がないと言ってくる人たちに囲まれた。
生きたい居場所を見つけたいなら、
まず自分が生きたいように生きてみたら良かった。それだけだった。
僕はこれからもやりたいようにやっていきます。
そのために頑張る。
ぜひこのnoteを読んでいるあなたが少しでもワクワクしてくれたとしたら、その気持ちを否定せず明日をちょっと面白く楽しんでみてほしい。
ギガたこ、おすすめです。
ー追伸ー
『ここまで読んでくれたあなたに。』
「週5で遊んで暮らす」
非常識とも思われるそんな生き方をあそび屋だいは大真面目に日々発信しています。
それは、十分可能だと思うから。
情報を集めて僕自身も試行錯誤してみると、十分再現できる生き方だと感じているためです。
むしろ敵対していた「現代社会」すら「恩恵」として利用するなら、これ以上ない時代が来ているとさえ言えます。
だからこそ僕は「自分のまま生きること」をいとわず、遊んで暮らす方法を発信しています。
生き方は自分で好きに作れる。
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