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サッカーW杯を見て感じたこと

昨日のクロアチア戦で、日本はPK戦の末に惜敗し、ベスト16でW杯を終えた。翌日の仕事を頭の片隅に、勝利の瞬間を待ち望んだが、期待通りの結果にはならなかった。自分のことのように悔しく、切ない気持ちになった。

次の日、仕事で出張に向かう途中の駅で「日本敗退」の文字が、売店の店頭に並んである新聞から目に飛び込んで来た。思い返すとやっぱり切ないし悔しい。今までのW杯では感じたことのない気持ち。一昨日までは、まだ日本が勝ち残っていたけど、今はもう終わってしまっている。そんな当たり前の事実もあまり信じたくなかった。

自分の気持ちをこんなにも揺さぶるものは何か。それは「選手の直向きな姿勢」だと気づいた。
大会中のインタビューで、選手たちは「この4年間、色んなことを犠牲にして、、、」と話す機会が多かったように感じる。やはりそれだけこの大会に賭けてきたものがあったのだろう。それがどれほどの努力かは分からないが、彼らの言葉の端々から感じる自信と勇気は、今まで積み重ねてきたことの莫大さを物語っていたと思う。

敗退が決まった瞬間、心の中で「勝てよー」って思ってしまった自分がいたが、途中で踏みとどまった。選手たちは絶対に一生懸命にやったし、一番悔しいのは選手たち。選手たちが犠牲心の上に培ってきた努力の結果だと思えば、自分たちはもう拍手するしかない。結果より過程。その過程に人は感動する。改めてそう感じたW杯だった。

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