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11人越えられるか? 〜東京都議会議員選挙について〜

来年確実に二つの選挙が東京で行われる・・
それが『衆議院選挙』と『東京都議会議員選挙』である。今回は『東京都議会議員選挙』について書こうと思う。
先日、大阪都構想の住民投票は否決された。残念ながら大阪では抜本的な改革はなされなかったのである。しかし、本当に改革をしなければならないのは東京都であると私は思う。
東京23区は特別区に入るはずの税収の45%を都庁に没収され、残りの55%を都区財政調整制度として再分配される。しかも『都市計画決定権』を特別区は持っていない。特別区の予算や権限は都庁と都議会がもっているのである。これはとてつもない利権である‼️しかも、東京都の財政というのはまさにブラックボックスで、ただの都民である私が完璧に把握することはおそらく不可能であろう。都議会というのは放っておくと巨大な利権を好き放題扱える立場にあるのである。
これらを改革するためには議会に改革マインドを持った人材を送り込まなければならない。しかも、それは少数では意味がない。東京都議会における議員による議案提出は「意見書」や「決議」などを除き、議員定数の12分の1以上の賛成者が必要となっている。定数は127人なので、11人集まれば提案できる。会派として議案提出が出来るのは11議席以上が必要なのである。この数を下回ってしまうと、小池知事が提出する議案に賛成か?反対か?の決議に参加するだけで存在感は全く発揮できないだろうと思う。
来年の7月22日に行われる都議会議員選挙で、11人以上改革マインドを持った人間を当選させられるかどうか?これは東京都にとって大きな分岐点となる。
しかし、改革マインドを持った人間というのは、基本的にしがらみを嫌う。企業や団体から献金や支援を受けてしまうと、当選してもそれらの方を向いて政治を行わなければいけなくなり、改革など出来ないからである。その結果、組織票を獲得出来ないので、定数の少ない選挙区では当選するのが困難なのである。だから、おそらく定数3以下の選挙区は難しい。(北区は定数3であるが、7月に行われた補選において、佐藤こと さん(日本維新の会・あたらしい党)が圧倒的な活動量で善戦しているので、楽観視は出来ないが可能性はあると思う)
ちなみに定数4以上の選挙区は・・
新宿区(4)江東区(4)品川区(4)大田区(7)世田谷区(8)杉並区(6)練馬区(7)江戸川区(5)板橋区(5)足立区(6)葛飾区(4)八王子市(5)町田市(4)
*()内定数
この13選挙区である。これに北区を足した14選挙区でもし日本維新の会をはじめとした改革勢力が当選出来たのなら、都議会は大きく変わることが出来るかもしれない。
すでに投票まで一年を切り、組織票に支えられた現職や元職の議員のポスターが至る所に貼られ、支援者の挨拶回りも始めている。組織票の無い候補者はすぐにでも活動を始めるべきだろう。日本維新の会は公募を行っている。是非優秀な候補者が集まって改革を成し遂げてほしい。
そして、東京都の有権者も大阪市民が大阪都構想に関心を持ったように、都議選に関心を持って、60%を超える投票率になれば、14議席以上獲得出来るかもしれない。
遠くから大阪を見ているだけなく、今度は東京から改革の狼煙を上げよう‼️‼️

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