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虐待通告児童が過去最多になりました。だからこそ、改めて思います。

警察が虐待の疑いがあるとして、児童相談所に通告した児童の数が10万8050人に達したそうです。

虐待事件の摘発も2170件で、ともに過去最多だったとのことです。

これに関しては様々な意見があるだろうと思います。

虐待件数が増えているので通告件数が増えるので、これは良くないことだと考える人と・・

虐待というのは孤立化している密室の中で起こるので、これだけ通告が出来ているのは、周囲の人が虐待を見逃していないので、悪いことではないと考える人・・

これは私の意見ですが・・現状から考えると、コロナ禍でテレワークや失業する人が増えて、子どもも学校に通学しないケースが多いので、子育てしている人の負担やストレスが増えて、虐待件数は増えるのではないかと思います。

それに比例して通告件数が増えているのは、それだけ周囲の方の虐待に関する意識が高まった結果だと言えます。

虐待を撲滅するのが理想ですが、現状無くなっているわけではないので、通告件数が増えるのは悪いと言い切ることも出来ないでしょう。

しかしです‼️

児童虐待防止センターにかかってくる相談電話で一番多いのは、母親が『子どもにこんなことをしてしまったのですが、これは虐待になるでしょうか?』という問い合わせだそうです。

最近は育児などの相談をする相手がいない家庭が増えています。

そんな中で真面目に育児などに取り組んでいる人ほど、周囲からどう見られているのか? どうしたらいいのか? を深く悩み苦しんでいるのです。

こんな中で通報件数や通告件数などが増えていくと、よりプレッシャーを感じてしまうという側面もあります。

これらを解消するには、やはり地域でつながっていくしかないと思います。育児の相談相手がいるだけでプレッシャーやストレスは軽減されるのではないでしょうか?

それになんと言っても、1人の子どもに複数の大人が関わっている状況が出来れば、虐待を未然に防ぐことも可能になります。

理想論かもしれませんが、地域がつながれば一石二鳥の効果があるのです。

私が地域活動に参加しているのは、すべてこのためであります。

虐待に苦しむ子どもやその後の後遺症に苦しむ人たちが1人もいなくなるために、自分なりに出来ることを精一杯頑張りたいと思います。

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