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第三局が陥る参議院候補擁立の難しさ

国民民主党と参議院東京選挙区の候補者を一本化することを決定している都民ファーストの会(※国政ではファーストの会)が、代表の荒木千陽さんを擁立することを決定したようです。

私の個人的な意見ですが、去年都議選が行われたばかりですから、都議は都議として小池知事と連携して都政に専念してほしかったなと思います。

SNSなどを散見しますと・・

『もっと知名度のある候補者が出ると思った』

などの書き込みが見られます。

私もそう思っておりました。

しかしこれは憶測ですが、第三局が陥る参議院候補擁立の難しさというものが影響しているのではないかと思います。

参議院選挙は各都道府県ごとの選挙区と全国比例の2つがあります。どちらにしても広い選挙区で戦わなければなりません。

業界団体や宗教団体の支援を受けている政党はその組織票がありますが、そういったものが無い第三局は強い候補者を擁立しなければ、とてもじゃありませんが戦いになりません。

強い候補者というのは、イメージが良く、そして知名度のある人です。

言うなればテレビなどに出ている人です。

しかしです‼️

テレビ局は各政党を平等に扱わなければなりませんので、政党の候補予定者になってしまうとテレビには出れなくなるのです。

コメンテーターなどでレギュラー出演している人はそれを降板しなければなりませんし、CMに出演している人は打ち切りになった上に場合によっては違約金を払わなければなりません。

それに政党の色がついてしまうので、今までファンだった人も離れていく可能性があります。

言うなれば収入が大幅に減るということです‼️‼️

しかも、元々知名度のある人は高収入でしょうから、参議院議員の歳費よりも遥かに高額を稼いでいる人たちでしょう。だから、当選しても収入は減るわけです。しかも使い方もいろいろと規制されてしまいます。

それにプライベートもより強く監視されてしまいます。

これだったら出馬など考えずに、マスコミの影響力を利用して別の方法で世の中を良くしていこうと考える人もいるでしょう。

出来るだけ知名度のある強い候補者を擁立したいが、そういう人ほど擁立するのは難しい‼️

これが第三局が陥る参議院候補擁立の難しさです。(※参議院選挙だけではありませんが、参議院選挙がその傾向が顕著に見られるので・・)

憶測ですが・・都民ファーストの会も水面下でいろいろと候補者擁立のために動いたけど、知名度のある人が受けてくれなかったので、最終的に荒木代表になったのではないでしょうか?

前にも書きましたが、私は参議院の選挙制度には問題があると思っています。選挙制度を見直すべきではないでしょうか?

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