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「天外者」は奇跡ってやっぱりあるんだなと思わずにはいられない映画だと思う!

河内長野市のラブリーホールであったシネマdeラブリーになんと「天外者」が、かかったので行ってきた。市民ホールなんだけど定期的に良質な映画をかけてくれます。

見に来ているのはほとんど地元のひとで、年配の方が多い印象。一日だけの興行で3回かけてくれました。わたしはダンスのレッスンが終わって2時半からの部。いろんな方が三々五々やってきて足の悪い方もいらっしゃって車椅子に乗って来られたり、ゆっくり杖ついて歩いてらしたり。    地元だし、見に来やすいんだろうな。     「今日はなんか多くない?」という声も聞こえてきたりして。

「太陽の子」からのひさしぶりな「天外者」  七夕上映以来かな。裕之さんだった春馬くんが才助さんで、リアルでもこの順番で撮影してたんだよね。春馬くんの才助さん、ここにいたんだと感慨深い。

今回は日本語字幕付きだったからスクリーンの下にずっとセリフが字で書いてあって      才助「セリフ」侍1「セリフ」とか出てくる。  耳の悪い方でも、映画にしっかりついて来れるような感じ。ここで去年「アイネクライネナハトムジーク」を見た時には、字幕は無かったから  この天外者が特別仕様なのかも。       何度も何度も聞いたセリフも字幕に改めて出てくると新鮮で、耳に聞き取りにくい状況描写もほんの少し出てくるので、聞き落としていた    セリフもわかりやすかった。バリアフリーですばらしいね。いろんな人に愛される天外者らしい。

この日は偶然、田中光敏監督のお誕生日でもあったらしくて、奇跡を呼ぶ天外者らしかった。笑。

そしてやっぱり 切ないくらい春馬くんの天外者は素敵だった。母上に話しかける細やかな優しさが溢れる言葉の伝え方。大阪取引所での圧巻のダイナミックなセリフ。殺陣のかっこよさ。ハルを大事に思う眼差しの優しさ。豊子とふたりで寄り添って墨絵を描く美しさ。春馬くんはここにいるね。

天外者は奇跡の映画だと思ってる。それは春馬くんを含め監督やキャスト、スタッフさん、映画を作ろうとしたプロジェクトの人たち。世に送り出してくれた配給元さん。観に通い続けたファン。そして縁あってこの映画を観た人。映画を興行し続けた映画館の人。なんだろう、いろんなひとがこの映画に寄り添ってる。

その中でわたしが目にしたちいさな奇跡。

天外者が興行中のこと

映画が終わってメイキング映像が流れて、出演者の人たちが集合写真を撮っていた映像の最後に 春馬くんが「イッツ パーフェクトじゃー」って言ったその瞬間。映画館の客席から年配の男性が「ユア パーフェクトじゃー」と春馬くんに大きな声で声をかけてくれたこと。

そしてちいさな奇跡はまた起こった。

昨日客席で、映画のエンドロールのクレジットの「三浦春馬」の文字に、涙が堪えきれず泣いていた私に、離れて並んで見ていた ちょっと年上のエレガントな奥様が、その方も泣いていらしたのだが話しかけて来られて

「ねえ、こんな素敵な映画          ひさしぶりに見たって思わない?」

胸がいっぱいになって、ただ頷いて      なぜか「ありがとうございます」と関係者でもないのに!お礼を言って帰って来てしまった。  心の中で「春馬くん!やったよ。素晴らしいね。ひとに感動を与えたよ」とつぶやいて。


どこにも春馬くんがいない。なんで春馬くんがいないんだろうって、あれから何回問いかけただろう。でも 春馬くんはやっぱりいるのだ、ちゃんと存在していてひとに感動を与え続けている。

それこそが、奇跡だよね。






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