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Fight for your heartのミュージックビデオを観て想ったこと

Fight for your heartのmusic videoを観ていた

実はNight Diver と合わせてあまり
見れていない作品。

役どころを生きている俳優としての
春馬くんは何度もリピートして
見ることが出来るのに

music videoの中にいる春馬くんは
私にとってちょっと違う。

なんでなのかな。

歌って踊っている
春馬くんがなんだかとても近くて辛かった。

踊るって私にとっても日常の一部だから

踊っている春馬くんの様子がいつもより近すぎて今の現実との落差がつらいのかもしれない。

土浦に行って
春馬くんが昔踊っていた場所を見た時に
ここが春馬くんの原点。そんな気持ちになった。

そして
そっと見たmusic videoの春馬くんは
音楽スタジオに階段から現れて
挨拶をしてそして歌い出した。

初めて録る音楽CDの録音の現場。

好奇心がいっぱいの春馬くんは
音楽プロデューサーとお喋りしながら
作品の世界観を共有して
ひとつひとつの音やリズムを歌って曲を録っていく。

家の防音室でしっかり練習して
かおる先生のところでも
しっかり見てもらって
今日に臨んでいるんだろうなぁ。

みるみる曲が仕上がっていく。

本番の録音日。
かっこいい録音スタジオに、ここでたくさんの
名曲が生まれているんだよ。
という言葉に興味つつな様子で
スタジオの中をキョロキョロ見学している春馬くん。

ミュージックビデオの撮影にも
「わぁ。本当にmusic videoの撮影だ」
と楽しそうにビデオカメラを眺めている春馬くん。

子供の頃からカメラの前に立ち
数々の撮影をこなし
たくさんの役どころを生きてきた春馬くんにとっても音楽アーティストの現場は
とても新鮮だったんでしょうね。

根っからの表現者


「ミュージックビデオの中のアーティストの皆さんは音楽の世界感に合わせた表現を見事にされているから」と
すこし興奮するように話す春馬くん。

でも実際の撮影が始まると
そこでの表現力は、さすがで曲に合わせて
そのひとつひとつのカラダのキレの半端なさ
美しさ 魅せ方 カメラに向けての
最適な動きの連続性。

このひとは根っからの表現者なんだとしみじみ思う。

高いところが嫌いな春馬くんが
ビルの屋上での撮影に
下に待っているたくさんのスタッフに向けて

「みんなこんなところで撮って来たの?」

と逃げ出したいような顔をして訴えている姿も
可哀想だけどなんだか楽しい。

それでもカメラマンに自由に歩いてみてと
言われたその瞬間、両手を広げて
一瞬の美しいポーズを
誰にも何も言われなくてもとれる。
それが仕事なんだと言われたら
そうなのかもしれないけれど

その世界観の中で撮られること。
その場で求められていること。
その一瞬一瞬の最適解を表現できること。
その美しさや自分の魅せ方を理解していること

それって簡単なことじゃない。
そしてそんな全てが詰まっている撮影だった。

ポール•スミスがランウェイで
歩いているモデルでもない春馬くんを見て
一瞬で「彼は誰なの?」
と言ったその全てがそこにあると思う。

本質はシャイなひと


素の春馬くんは土浦の昭和の街並みを
キャップを被って普通に歩いていたり

鉾田の波を待ってテトラポットに座って
サーフィンしてその帰りに大衆食堂で大盛り定食を食べていたり

日本製の取材の行き帰りに道の駅で
美味しいものや美味しいお酒を物色していたり

しているのに
ひとたび表現の世界に入ると

その美しい姿や動くキレのあるカラダが
武器になってその美しい顔立ちが
一変するようなオーラを纏う表現者になる。

その表現方法がお芝居だったり
音楽だったり ダンスだったり、トークだったり、多岐にわたるだけで。

仕事たくさんしていたので
大変だったと思うけど
そのひとつひとつを
このミュージックビデオのように
好奇心を持って最大限の努力で準備して
表現していたのだろうなと思う。

ヘアメイクさんに髪を整えられながら
「髭が生える時間になりました」
と自分で振っておいて
メイクさんに「さっき剃りましたよね。」
と言われると、珍しくしかめ面で
「バラすなよ」と答えているところも
仲良しなんだろうなと微笑ましく思う。

春馬くんがビデオの撮影途中でふと
「こんな撮影に入ると小さい頃からしていた
ダンスをしていて良かったって
思いますね。カッコつけてるみたいで
嫌いだったんですけど、本当にしておいて良かった」と呟いた。

ダンスが嫌いなんじゃなくて
表現を要求されることが
きっとシャイな春馬くんには
苦手だったんだろうなと思う。

成長するにつれて苦手なダンスの表現も
演じることの一部だとわかって
感受性豊かな春馬くんは
結果的にこれだけ見事に魅せてくる

振り幅が彼の魅力で
そんな春馬くんだからたくさん一緒に仕事をしたい人たちは多かったって思うけれど。

メイキングシーンの最後に
ソファーにのんびり座りながら
音楽を作る仕事はとても楽しかった
この時間が終わることが寂しい。
もっとやっていたかったと話していた春馬くんが愛しい。

たくさん、たくさん
歌って欲しかった。

こんな素敵な音楽と映像を残してくれて
有難うって思う。

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