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春馬くんに会いたくて。tourist❷シンデレラが出会う夜 台湾•台北

お姉さんを探しに台湾の台北を訪れて
道路に落ちていた冥婚の赤い紙を
真が拾い上げたところから始まる第2話。

台湾で真が出会ったのは津森ほのか(池田エライザさん)。
このふたりは、SUNNY の渉くんと奈々ちゃんです。
渉くんが初恋だった奈美ちゃんには気の毒だったけど、お似合いだったふたり。
奈々ちゃんは、クールだったけど
津森ほのかは、どこまでもアクティブで恋多き女性でした。台湾に旅行に来たのも彼女が結婚する前の友人と3人で独身サヨナラ旅行です。

恋多きほのかは、結婚することで悩む女を卒業したくなったのです。
でも本当は、恋することが大好きな彼女は、
ちょっとメランコリックな心情のようでした。

そんな時に冥婚の赤い紙を拾ったことから
追いかけられるハメになった台湾の夜に
真は逃げるためにカフェで友だちとひとり別行動でお茶をしていたほのかのテーブルに座ってしまいます。

お似合いのキャップを深くかぶって前髪が長い
真の目からはキラキラの瞳が覗いています。
春馬くんの瞳ってなんであんなに
キラキラといつも輝いているの?と見惚れます。

ふたりの出会いは、偶然だったけど
ノリのいいほのかと真はすぐに意気投合して
一夜限りの恋人ごっこをすることにします。
ほのかの「恋のぎゅーっと心が掴まれることや
ハラハラすることが終わりなのが寂しい」
という本音に「それがきみの望み?」と
つい叶えてあげたくなるのは
ほのかが可愛い女性で真が心の隙間を見せる女(ひと)をほっておけなくなる人だからだと思います。

真が逃げている冥婚は中国や台湾で見られる風習で生きている人が「未婚で若くして亡くなった人」と婚姻することだそうです。お婿さん探しは、赤い紙を道に落として亡くなった家族がそっと見守り、その赤い紙を拾った男性がお婿さんとなるもの。真はその風習を忘れて拾ってしまい、
見守っていたおじさんが肩や腕に入れ墨がある
ガタイが大きい怖そうなおじさん。
真じゃなくても偶然拾ってしまったら逃げ出したくなるかもしれません。
Tow weeksのように追いかけられながらふたりは手を繋いで台湾の夜の街を走り出してしまいます。

逃げる途中で噴水に落ちたほのかを助けるために一緒に落ちた真がずぶ濡れの服を着替えるために服屋さんで選んだ服が最高です。

真が選んだ赤い長袖ボーダーシャツと重ね着したピンクのクマさん柄のTシャツ。
そして柄物のボトムス。
後にも先にもあんな格好をした春馬くんを
見ることができるのはtourist台湾編のみです。
細身のポールスミスのスーツをカッコよく
着こなす春馬くんのピンクのクマさん柄のTシャツ姿。
ほのかが選んだ服もダサいけれど可愛い彼女は
何を着ても似合います。

おかしな格好をした2人が台北の夜を手を繋いで
歩きます。
日本ではあまり見かけなくなった公衆電話に
ふたりで隣り合わせに入って
お隣同士で電話をかけるシーンがすごく可愛いかった。

「真くんはわたしの最後の晩餐だから
骨までしゃぶっちゃう」と可愛い顔で言う
ほのかは本当に肉食女子です。

「この夜がずっと続けばいいな」
というのがその夜のふたりの本音だろうけれど
魔法が解けてふたりはそれぞれの現実の世界に帰っていくのです。

ほのかは心配させた友人とそして東京の婚約者の元へ。真は次の姉からの葉書の旅先のベトナム、ホーチミンへ。

空港ターミナルで3人連れのほのかを遠くで見つけて通り過ぎていく真。

別れ際、もしわたしが離婚して
東京で再会したら恋人にならない?
というほのかと
きみとはどこか旅先でまた会えるだろうという真。

一夜のほのかのラストシンデレラ。
そして春馬くんはシンデレラのお相手がやっぱり似合ってしまうのです。

こんな旅の恋で魔法をかけられたかったな。
それが真くんだったら最高な夜です。
でもわたしはやっぱり春馬くんがいいな。


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