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映画「君に届け」•たべはるコンビに思う

ドリパスで「君に届け」を観ることが出来ました。
君に届けはフイルム画像らしく
映写していただけるシアターが限られるのか、
なかなかドリパスでもかかりません。
2時間でチケットはソールドアウト。
まるでライブチケットのような争奪戦のうえ、
大きな画面で観ることが出来ました。
キャッチ ア ウェーブの時も同じで
チケットが買えなかったので、
今回観ることが出来てとても嬉しかったです。

春馬くん20歳。
高校生を初々しく演じています。
ブラッティマンデイシーズン2
後だったのでしょうか。

お仕事の話しが来た時
春馬くんは風早くんが爽やか過ぎて
自信がなかったとか。

君に届けの風早くん以来
春馬くんの代名詞にもなった爽やか。

「そんな爽やかじゃねーぞ!」
と言っていましたが
あの笑顔が出来るひとが他にいるとも思えません。

高校生の風早くんこと春馬くんと爽子ちゃん
多部未華子ちゃん。

ふたりの物語はここから始まったのだと思います。


君に届け•ストーリー

さくらの花吹雪舞い散る
あの坂道で、出会った時から
お互いにとって特別なひとだった。

貞子こと黒沼爽子ちゃんは
家族に大事に育まれた奥手の女の子だったから
自分の初恋もなかなか自覚できなかったし

みんなの中心にいてモテモテで
いつも太陽のような風早くんにとっても
みんなの気がつかないところで
ひとの役に立ちたいと健気に
一日一善をそっとできる爽子ちゃんの
優しい気性は、心惹かれるひとだったのでしょう。

ふたりは、互いを少しずつ意識しながらも
自分の想いを相手に伝えることが出来なくて
爽子ちゃんにいたって風早くんは
友達になってもらえることさえ眩しい
憧れのひと。

先に意識しはじめた風早くんが
この想いがいつか爽子ちゃんに届くのかと
不安に思いながらも大事に思っています。

体育館で風早くんを好きなくるみちゃんの策略で龍くんと爽子ちゃんが話している様子に
嫉妬した風早くんが
持っていた三角ポールを思わず投げ捨てて

爽子ちゃんの手を引いて龍くんの前から連れ出したシーンは、心がキュッとします。

自分が誤解したことを知った風早くん。

校庭でしゃがみ込んで
顔を隠しながら恥ずかしい…と
赤面する様子は、
さすがの春馬くんの表現力だと思いました。

意外にも短気でせっかちなところのある
風早くんは爽子ちゃんにある日とうとう
「付き合って」と迫り

爽子ちゃんからは「今日は、付き合えない」と
返され

じれた風早くんが「彼女になって欲しい」と
ストレートに伝えると
やっと理解できた爽子ちゃんは自分の気持ちを
どう伝えて良いか分からずにうろたえ
そのままバスに乗って、すがるような顔をしている風早くんを置いて帰ってしまう

たべはるコンビ

このたべはるコンビには、(春馬くんと多部ちゃん)バスでのシーンが大事な自分の気持ちを
相手に伝えることに使われています。
今回の君に届けのバスシーンもそうですし、

「僕のいた時間」の
拓人めぐみが気持ちの行き違いから喧嘩をして酔っ払っためぐみが間違って拓人を電話で
呼び出して、めぐみが目覚めるまでバス停で
拓人が寄り添って、バスが来たのに離れられず
家に帰りそびれてしまうシーン。

「アイネクライネ」では、佐藤
間抜けなプロポーズをして
呆れられて家出された紗季
走って追いかけ続けてやっと出会えたのに
自分の気持ちだけを伝えた佐藤に
紗季はバスに無理やり乗せられてニコニコ笑った佐藤に手を振られ、お見送りされるシーン。

どの作品にもふたりの気持ちの
微妙な交差が印象的なシーンで
バスの時間が使われています。

原作漫画30巻

実は映画館を出ると
爽子ちゃんと風早くんの
その後が知りたくてあらためて
原作漫画30冊を読破しました。

漫画によると
映画の物語は二人の高校1年生の1年間。
漫画では、その後の高校生活の2年生
3年生の二人とまわりの友人たちの
物語が続いていきます。
そしてくるみちゃんと爽子ちゃんの関係性の
その後も。

爽子ちゃんと風早くんの恋は、
互いを大事に想う気持ちは変わらずに
だんだんとよりストレートな恋と
成長の物語になって高校の卒業を迎え
それぞれの進路を選ぶシーンになっていくのです。続編を映画で観たかった。

実写映画を観て原作を読んで
驚いたことがあります。
ご存知の方も多いかもしれませんが
漫画のシーンが実に忠実に映画で再現されていること。

あの有名な君に届けのポスターの
黒板の前で机に座って最高の笑顔の春馬くんと
しとやかに座っている多部ちゃんの姿は、
そのまま漫画イラストにあるのですね。

再現度に驚きました。
そして漫画の登場人物の
ヘアスタイル、セリフも同じなのです。
校庭で爽子の手を引っ張って
自分が誤解したことに気がついた風早くんの
シーンはそのまま実写で再現されていました。

このクオリティは凄いなぁと改めて思ったほどです。

君に届けの番宣の1シーンが
とても印象に残っています。
スタッフさんが春馬くんに手紙を書いて
登壇した場所で手渡されてそのまま読み上げているシーン。

漫画での爽やかで素敵で
みんなに慕われるリーダーの
太陽のような風早くんを演じた
春馬くんの努力を賞賛した内容でした。
その手紙を声に出して読みながら
涙をポロポロこぼした春馬くん。

人気漫画の実写で
自分に出来るか自信がなかったと
言っていた春馬くんに
かけてもらったあたたかい言葉が嬉しくて
ホッとしたのと同時に
涙がこぼれ落ちたのでしょうか。

ブラッティマンデイファルコン
あんなに堂々と演じているのに
本当に謙虚でピュアな春馬くんです。

君に届けは、漫画も素晴らしい作品でしたが
映画としてのみずみずしい魅力に、
あらためてふれたように思います。

そしてたべはるコンビが、その時々の年齢で
鮮やかに残っていることに心から感謝です。
ふたりの物語の続きを本当に観たかったです。


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