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第38回シナリオS1グランプリ4次審査通過「メイド店長、戦います」

3年前、二度目の★付き(3次通過)になりました作品です。

着想は「ネカフェ難民」

かつて旅行の際にネカフェ泊をよくしていた私ですが、今や住所のない疑似ホームレスとも言うべきネカフェ難民が都内に4000人いるそうで。
もうネカフェ泊が「楽しいもの」とは限らない世相を感じます。
そんなネカフェ難民と、ネカフェ店員の交流を描いてみようというのが発端でした。

陽乃木真琴という怪物

ところが、最初に主人公と思っていたネカフェ難民の男と、相手役(恋の相手・ヒロイン)にと考えていた店員の月森七海をよそに、二人を見守るお嬢様店長・陽乃木真琴が自分の好みであったが為に厚みを増していき、さらに武道の達人という後付け設定、結局彼女が主役の座をブン取り物語の方向性までアクション物に変えてしまいました(笑)。
しかし、ネカフェに住み込みの店長という設定に、初期案を残したかった足掻きもあったりします。

初応募作との類似点

S1グランプリに初めて応募した作品は1時間もので、声優志望のOLが業界の闇を見てしまい…という話でした。そしてこのOLも空手に長けたファイターであり、ラストは悪徳事務所の男をノックアウト…というものでした。
思えばこの「メイド店長~」は構造がそれと似ていたな、と思います。
自作の特徴、というか問題点としてラストこそ「勝利」で締まるものの途中がフワフワしてしまう点かな~と思っています。
この「メイド店長」、是非ご感想をいただきたい作品です。

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