王様戦隊キングオージャーの面白さがまさにキングであると伝えたい、とさ
「王様戦隊キングオージャー」が、ヤバいです。
現在38話まで放送済みで、ここから佳境に入っていきそうですが…いやすでに入っているのかもしれない、というストーリーが展開されています。
諸星だりあの戦隊視聴歴は、
・幼少期…ダイナマン~ライブマン
・再放送でゴレンジャー、バトルフィーバーJ、サンバルカンなど
・成人後…レンタルでジャッカー電撃隊
・仮面ライダーのついでに、宇宙戦隊キュウレンジャーから視聴開始
(現在、キングオージャーで7年目)
こんな感じです。仮面ライダーはTVシリーズを完全制覇していますが、戦隊はまだまだ観ていない人の方が多い訳です。数も一番多いですしこっちの制覇は厳しそうですね。
偉大なる予定調和のシリーズ、ながら…
個人的な印象ですが、あの手この手を繰り出してくる仮面ライダーに対し、戦隊は保守的、悪く言えばマンネリの番組だと思っています。ですが三年前のゼンカイジャーから色々と「お約束破り」をしてきている感じです。ご周知の通り、昨年の暴太郎戦隊ドンブラザーズはその極地ともいえる作品で最初から最後までずっとギャグ回が続いていたとんでもない番組でした。
それに続く今年のキングオージャーですが、メインメンバーがそれぞれの国を治める王様という設定でCGを使ったファンタジックな世界観が特徴になってます。
これも個人的なイメージ…偏見かもしれませんが、戦隊は「〇〇戦隊」「~~戦隊」と色々モチーフがあっても結局やってる事は同じ、だと思っていました。それが安心感にも繋がっているので悪い訳ではないのですが。
しかしキングオージャーは、全員が王様であることが戦隊のフォーマットより上に置かれている感があり、チームというより5人の主人公(ジェラミーは6人目というより+1の印象です)という感じがして、斬新な作品なんですね。
神回連発の、各国奪還編
32・33話でキョウリュウジャーとのコラボ回があり、その後元の世界に帰還すると各国が敵に支配されていました。それをそれぞれが取り戻していくのがここ数話の展開ですが、ココが滅茶苦茶面白い。
レジスタンス劇で、圧倒的不利な状況からの逆襲な訳ですがここでそれぞれメンバーの魅力が爆発しているんですね。
特に印象が強かった36話から挙げていくと…
イシャバーナを取り戻すためにヒメノが戦う回でしたが、何故かお見合いで結婚相手を探している、という謎の入りから実は本物が地下牢に捕らえられており…という展開で、本物と偽物の対峙がクライマックスでした。
ここで、本物のヒメノが偽者にぶつけた口上が素晴らしすぎた。
「身を汚せど魂は輝く。力を奪えど心は煌めく。美とは生き様、
我が名はイシャバーナの女王、ヒメノ・ラン!
ただ我がままに、我が道をゆく!散ることを知らぬ花、その気高きを知るがよい!」
女王様キャラのヒメノが、黒く煤けた顔で凛と敵を見据える。
元々絶世の美女、と宣ってもいい美貌の持ち主がより美しく見える物語。これが神回でなくてなんなのでしょう。お見合いパートはギャグもありましたし、そのバランスも絶妙でした。
続けて37話はカグラギがトウフを奪回する話。
夏の映画に登場した前王のイロキも再登場、カグラギが表裏のある食わせ者になった経緯も含め壮大な過去話が描かれました。
カグラギ役の佳久さん、勿論イロキの雛形あきこさん、骨太な演技で魅せてくれましたね。「一話」の満足感を遥かに超えていました。
そして最新の38話、ゴッカンにおいてリタが何故か敵主催のアイドルオーディションに参加しているという予告からぶっ飛んでいる内容です。
基本的にただのコメディ回でしたが、クール系(隠れヲタ)というキャラで通してきたリタ様のはっちゃけアイドル姿、間違いなく値千金のものでしたね。
こんな感じで、ヒメノ、カグラギ、リタ三名の魅力が爆発しておりました。次回、滅んでしまったンコソパの再建にヤンマが挑むようですし、復活した兄との因縁を抱えるギラの話も残っています。とにかく毎回が面白い。個人的判定でルパパト、ドンブラは名作だと思っていましたが、現時点でそれらを凌ぐかも…と感じている、キングオージャーです。
なんといっても、ここ数回展開的な都合ですがロボ戦が無いんですね。
戦隊は保守的だと思っていましたが、ゼンカイ・ドンブラ・キングと攻めまくっています。むしろ今はライダーの方が保守的かもしれません。
そして、結局推しポイントは…
まぁ、実を言うとキラメイジャー以来の女性2人戦隊なのが気に入っているんですね。どちらも綺麗で、また仲も良いのがいいですね。
二人とも、姿だけでなく名前まで美しいですね。
この二人を楽しみに毎週追っている、王様達の物語なのでした。
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