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映画感想「シン・エヴァンゲリオン劇場版」21/03/08(Filmarksより)

初日初回、Qを観た同じ場所で結末を見届けた。

「さようなら、全てのエヴァンゲリオン」
このフレーズが示す様に、TV版から続くこの
「世界」に決着が付いた作品。
前作ラストで喪失感と罪悪感に打ちのめされ
心を閉ざしたシンジが、人々の温かさに触れ
自分の運命と対峙する物語。

奇しくも現在、リアルに滅びを感じる世相の中
人の弱さと強さをガトリング砲の様に打ち込んで
来るドラマ。筋としてはシンジの成長物語であり
ネルフとヴィレの決戦が描かれるのみ。
Qでぶち上げられた数々の謎が解き明かされ、登場人物全ての人生がくまなく描かれる。
まさに思い残しの無い、完全な完結編だった。

前半は古き良き日本映画のテイスト、後半は
有機無機の絡むSFアクションの中で終結に向かっていく。
長尺ながらひと時も目が離せなかった。

まだ一度しか観てないので整理が追いついて
いないが、これだけは言える。
これからの人生で共通言語として生き続ける
映画である事は決まり。

シンジを、
アスカを、
レイを、
ミサトさんを、
リツコさんを、
加持さんを、
マリを、
愛していて良かった。
長旅お疲れ様、ゆっくり休んでね。

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