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映画感想「映画 仮面ライダーギーツ 4人のエースと黒狐」(Filmarksより)

ギーツ単独の劇場版。

未来人が現代でゲームを楽しんでいる、言ってしまえばオモチャにされているという世界観のギーツ、その極みともいえる世界滅亡ゲームが始まり世界が4つに分裂してしまい…。

TVの序盤〜中盤に出ていた懐かしい面々もお目見えし、ギーツの総括的な側面もある単発エピソードだった。話の筋としては王道そのもので、最強系主人公があらゆる能力を奪われるも、最後に残ったものは…というベタだが熱い展開が良かった。さりげなくジャマトの設定について重要な事が明かされていたり、深掘りも出来そうではあるが単純に悪党に立ち向かう仮面ライダー、の図式が楽しめたのは良かった。時代や国までがバラバラの世界に飛んでしまうというのはTVでやっても良かったのでは、というほど面白かったし、なんだかんだで道長は真面目かつマトモな奴だなと感じられた。
だが、「力」と「運」の英寿がほとんど同じおバカに見えたのはもう少しキャラ分けが欲しかったところ(笑)。残ったもので一矢報いるところも見たかった気がする。

幸せ・世界・ゲームと要素がフワフワしているのが、物語への乗りにくさでもあったギーツだがそれらがライダー達の団結という形でやっと繋がった感のある劇場版だった。そう、ヒーロー物ってこれでいいんだよと。
TVの方も、穿ったドンデン返しはもう要らないので綺麗に着地していただきたい。現在の仮面ライダーに必要なのは、このベタさだと思うので。

それにしても、ルパンイエロー随分ハジけてしまいましたなぁ(苦笑)。
アケコン投げちゃダメです。

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