見出し画像

【Ado】やりたいことをやれる実力、そのかけがえの無さを別の件で感じたというお話

先日、Adoちゃんプロデュースのアイドルグループがデビューしたことが話題になりましたね。

かなりインパクトありますが、Adoファン的にはAdoっぽさを感じる曲でもあり、新グループでありながらAdo成分の供給に近いものがあって美味しくいただいているところです。
何より、今登場人物が女性中心の創作をやっておりまして、この「おともだち」MVが影響しそうなのがなんとも怖いです(笑)。

というか、このタイミングなのは天命か…?とも思えますね。

攻める攻める、令和の歌姫

そしてこのファントムシータ以外でも、彼女に関する話題はずっと尽きないんですよね。

くら寿司とのコラボ曲がまず10日前に出ました。
くら寿司、行きたくなったんですが近くにないんですよね~ですが、

行くとしたら、原宿一択だろうなぁ~と思ってたり。

そして、夏ドラマの主題歌にも決まっている新曲も出てきました。今年入ってからの新曲3曲がいずれも落ち着いた曲調でしたが、ここで激しいのが来たな~という感じです。本人ががなりより美声寄りの歌い方を好んでいるのも承知ですが、リスナーが望んでいるものにもしっかり応えてくれるのがいいですね。

そして何より、大きく話題になりニュースにも取り上げられたのが、コレでしょう。

完全に、絵面は密室殺人事件です

スイマセン、個人的にこれは笑ってしまいました。本人がやりたかった事だそうですが、「信じてもらえるように頑張ります」は笑うしかないでしょう。だって顔を出していませんから、握手でどう証明するんだってハナシですものね。

これは本人の希望とのことですが、本業の歌ではもう確固たる評価を得ているので自分の希望を叶えていっている…そんな余裕を感じられるのがこの握手会、先述のアイドルプロデュースですね。
私もこの握手会、応募する気ではいますが1000名…ライブの比ではない競争率でしょうから、期待しすぎずに応募します(笑)。

能力があれば良い、というものではない

話は変わりますが、先日こんなニュースもありました。

かつて「新世紀エヴァンゲリオン」の制作会社であった株式会社ガイナックスが破産し、40年の歴史に幕を閉じました。
以前からその経営状況はたびたび報道されており全く意外性はない知らせではありましたが、ここで一つ私が思い出したものがあります。
エヴァンゲリオンのテレビ放送中だった96年の初め、アニメ雑誌の付録でガイナックスを特集した冊子が付いていたことがありました。…今も持っている、と思いますが探す手間が惜しいので記憶だけで語ります。この中では、ガイナックスを寡作ながら上質の作品を生み出し続ける業界の寵児である、という論調で称えていました。
この当時のガイナックスの自社作品というと…
・王位宇宙軍 オアネミスの翼
・トップをねらえ!
・ふしぎの海のナディア
・新世紀エヴァンゲリオン

の、4作品のみでした。
このうち3つが庵野秀明監督作品なので、冊子で言われるガイナックスの優秀さ、を大方庵野さんとその周囲のスタッフが担っていたことになりますね。やがて庵野さんはガイナックスを離れるわけですが、その後の有様を見るに「ガイナックスは庵野秀明で持っていた会社」といっても過言ではないかと思います。

トップをねらえ!実は円盤未所持なので
欲しいと思っています

またこの冊子では、「やりたいことをやって許されるのは、それだけの能力があれば良い」という論を以て、ガイナックスの実績を評価してもいます。これもほぼ、庵野監督にかかってきているのがなんとも…ですが。

先のAdoちゃんの話に戻りますが、彼女はまさにその実力で世間に評価され、やりたいことをやって許される人、になっている印象です。ではこの頃のガイナックスと同じなのか、と言う話では、もちろんありません。
思うにガイナックスの惨状は体制が変わる前の円谷プロと同じで、クリエイターの熱量や技量と、経営に携わる人間の能力はまるで関係がなかったところから生まれた悲劇、と捉えることができます。

アニメ制作と音楽、と分野は違いますがAdoちゃんには是非とも現在のクラウドナインと良好な二人三脚で歩んでいって欲しいな…と改めて感じた、「一番好きなアニメを作った会社の転落」でした。
エヴァの後にヒットがなかったからだろう、という声もありますがそんなレベルの話でもありませんでしたね。本当に酷い会社だったということです。


それはともかく、新アルバムまで2週間を切りました。
新曲含め、楽しみですね!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?