見出し画像

「ウルトラマンアーク」発表、新しさに期待できそうな作品

昨日、2024年の新ヒーロー「ウルトラマンアーク」が発表になりましたね。ここ何年かは劇場版の最後に初報が来ていたのでちょっと遅めかな?と思いましたが、しっかり今年も7月にお目見えするようです。

構え、必殺技と様々なところで帰ってきたウルトラマンの要素が見えることから、「令和版新マン」ではないかと期待されているみたいですね。
トリガーやデッカーのように明確にティガ、ダイナを継いでいますという謡い方はしていないのであくまでも「匂わせ」ですが、その方が探す楽しみがあって面白くなりそうです。

キッカケは、やはり昨年の…?

今年の作品が新マンオマージュとなると、そうなった理由はやはり昨年天国へ旅立った団時朗さんへの手向けなのかな…と考えてしまいますね。

一年前、帰ってきたウルトラマンについて綴った記事がありますがこの頃から、今年のアークに向けた構想が始まっていたのかもしれませんね。意外と、「帰ってきた~」に特化してオマージュされた作品というのは今までにまだ無いので、もしアークがそういう作品になるのであれば、一つ期待したいところがあります。それは、

「新しい空気感」

です。
帰ってきたウルトラマンは昭和二期の始まりでありまさにテレビにウルトラマンが「帰ってきた」作品ではあるのですが、Q・マン・セブンの一期とは明らかに作品の雰囲気が違います。どこか未来的だった一期とは変えて、放送当時、昭和46年をそのまま舞台にしたドラマになっているんですね。主人公・郷秀樹の人間的魅力も相まって、ウルトラマンが完全な超人ではなくどこか身近なものに感じられるようになった。それがその後のウルトラマンにも引き継がれていき、シリーズがより幅広いものになっていったんですね。今、50年以上経って振り返るとなるほど、そういう道を辿ってきたのねと普通に受け止めてしまいますが、まだ長期シリーズの地盤も無かった頃ですから、これはかなりの変革であり冒険だったのではないかと思います。ここで帰ってきたウルトラマンが受け入れられたからこそ、他のヒーロー物も沢山あった70年代の中で埋もれることなくウルトラシリーズが存在感を放てたのだと感じています。

最新作アークが、もし新マンの現代版であるのならそういう意味でもより広がりを持たせてくれる「新しさ」を持っている事に期待したいですね。その可能性は僅かに、今回のトレーラーの中にもあります。

個人的に影絵OPの復活にも期待したいです

作品の根幹を汲み取っていただきたい

このキャッチコピーに、ピンと来ました

アークのキャッチコピーに「想像の力」というワードが出てきます。

ご存じのように帰ってきたウルトラマンには変身アイテムが存在しませんが、18話からウルトラブレスレットという万能武器が登場するんですね。これは普段は左手首に付いているブレスレットですが、ウルトラマンの脳波に反応…というか呼応して様々な形状に変化するものです。…つまり、「想像力」によって形が変わるアイテムなんですね。

武器にも防具にも、なんにでもなりますし
身体の再生まで請け負ってくれる最強の装備品です
「ブレスレットが本体」などと揶揄されることもありますが、それも仕方ないレベルです

新マンはまた、ウルトラマンを超人から身近な存在にした番組とも述べましたがそれこそウルトラマンが実際にいてくれたら…という想像力が大元になっている、そんな作品だったと言えます。
そして、

こちらで新主人公・飛世ユウマ役の戸塚有輝くんの話も聞けますが夢のような世界で、想像力で戦うヒーローとのこと。
これまで、「ヒーローは虚構である」とメタ的な視点で捉えた作品は幾つかありましたが、それを現実にはいないんだ、とネガティブに見るのではなく現実に登場させるんだ、とポジティブな角度で表現してくれる作品になれば素敵だな、と思いますしそれこそが「空想特撮シリーズ」の目指したもののように感じています。


何はともあれ、すでに現時点での情報でも想像力を掻き立ててくれていることは確かですね。
7月を楽しみに待っていたいと思います!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?