映画感想「劇場版ウルトラマンR/B セレクト!絆のクリスタル」(Filmarksより)
毎年恒例、春のウルトラマン映画。
TV版の後日談として、湊兄弟のその後、特にカツミの「夢」をテーマにしたルーブらしい人間ドラマだった。
新たな敵、ウルトラマントレギアは他人を羨む人の心につけ込み怪獣を生み出していく。
ウルトラマン映画の中でも特にテーマ性が強く、単純に強敵が現れるだけだった従来のウルトラ映画とは一線を画するものになっている。
特撮面も複合的な市街地戦、トレギアとの空中戦、新戦士、新フォームにジードもウルティメイトファイナルになるなど劇場版らしい見所がたくさん。
だが、それゆえに72分という短めの尺がネックになり物語が消化不良に終わっているのが残念。この印象はルーブのTV版でも感じたこと。
そして、さりげなく今年から通常料金になっていたりと大人の事情も透けて見える。
さてさて、今後のウルトラマンはどうなるであろう。