わんだふるぷりきゅあ!1話を観て感じた、可能性の話
今週から、新しいプリキュア「わんだふるぷりきゅあ!」が始まりましたね。第一話「はじまりは「わんだふる!」」、オーソドックスな一話でしたが、主役二人の関係性含めて、面白くなりそうなプロローグでした。
実は基本設定に、大事なメッセージが
既に周知されていますが、今回の主人公・犬飼こむぎは相棒となる犬飼いろはの飼い犬で、いろはの危機に呼応して人間の姿に、さらにプリキュアに変身するといった異色の設定になっています。その初変身が描かれた一話で、私が放送前の記事で「いろはちゃんが人になったこむぎをどう受け入れていくのか」というポイントについては次回以降のお話になるようです。
まだ始まったばかりですが、放送前から判っていた事の中に実は番組の大きなテーマが入っているのでは…と感じた部分があります。
それは、犬であるこむぎちゃんのフルネームが「犬飼こむぎ」になっていること。
ペットも家族の一員なんだよ、と伝えている気がします。
なかなか、犬や猫の名前に自分達の姓を付けたりはしませんし、この「わんぷり」でも日頃から犬飼こむぎだった訳ではなく、人間の姿になったので便宜上フルネームがそうなった、という扱いではありそうですが。
第一話から、自分も人間の姿ならいろはともっと一緒に居られるのに、と寂しがるこむぎの心情が描かれ、それが叶うという形で新しい物語が始まりました。スタートから、こむぎ&いろはの絆がしっかり出来上がっているんですね。怪物に襲われピンチに陥った飼い主を見て、こむぎは目に涙を浮かべます。ここに「大好き」が描かれている様で、感動的でした。
また、番組のキャッチコピーとして「みんななかよし」を掲げている様に、敵の浄化も「新しい友達になりました」という風で、優しさに満ちていましたね。
戦わないプリキュア、の可能性も
とりあえず第一話の時点では厳密には敵と「戦闘」していません、ただ追いかけて、抱きしめる事で黒い力を取り払った格好です。変身シーンは掛け声、ポーズ、決め台詞と定番のものが揃ってましたがその後必殺技的なものは出していないんですね。
ひょっとすると今作は基本的にこの流れで、敵を元に戻して「みんななかよし!」な番組になっていくのかな、という予感もしました。敵も元は動物、と考えると殴る蹴るはかわいそう…という事なのかもしれません。だからといって無機物ならいいのか、って話にもなってしまいますが(笑)。
動物が凶暴&巨大化する力の正体はもちろんですが、こむぎといろはの出会いなども含め、今後のドラマ要素も色々ありそうですし、気の早い事を言えば「救えない動物」が現れた時にどうするのか、どう乗り越えるのか、という展望も考えられます。人間の思考では行き詰ってしまうところにワンダフルが犬独自の感性で解決するようなエピソードも出てくるかもしれません。
いずれにしても、「特別な主人公」であることに期待感の持てる番組ですね。
改めて感じる、声優の実力
まずこむぎ役の長縄まりあさん、個人的には毎日プレイしているDOAXVVにてこはるというキャラを演じており、そちらで馴染みのあるお名前&声でした。
いろは役の種﨑敦美さんはアーニャ、フリーレンなど最近は大活躍の方ですね。そもそも昨年のプリキュア映画で重要なキャラ、プーカをやっていてそこからの大抜擢という感じですが。
そしてわんぷり1話を観て、お二方の演技の幅に感服した次第です。また全然違う声だなと、二人共に思いました。
今後登場のキュアリリアンはSSSS.GRIDMANの新条アカネですし、ニャミーの松田さんはひろプリの準レギュラーでもありましたね。新しい役でお声を聞くと、「声優って凄いな」と思えるのがアニメの醍醐味の一つだとも思っています。
そういう部分も含め、楽しんでいこうと思います。
「わんぷり」1話を観ての、雑感でした。
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