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映画感想「映画 五等分の花嫁」(Filmarksより)

知人に薦められ、一週間でTV版24話を詰め込んで鑑賞に向かった。
土日は全回満席で、月曜の夜になったのが人気を思い知らされたポイント。

TVの三期を一気に見せられた気分。
キャラ全員が丹念に描かれていて、薄い、浅い人物は一人もいない。風太郎が貧乏なのは周知の通り、中野姉妹もかつてはそうだったと仄めかされてはいたがその過去にも触れており思い残しの無い完結作になっていた。

映画として見ると長尺で、スマートとは言えないシーンの羅列もあるものの1vs5の恋の決着という明確なゴールへの関心をミスリードで惑わせながら引き込んでいくので冗長さは無かった。
風太郎が出した「解答」も、しっかりここまでの経緯で張られていた伏線の通りで振り返れば最初から彼女と結ばれていたんだな、と思い知った。

そして恋とは別に、姉妹の絆。
今回突然現れる本当の父親以外に悪人はおらず、最後まで優しさに包まれてこの物語は幕を閉じた。
原作未見であるがゆえ、最後まで楽しむ事が出来た。きっとこの姉妹にはこの先、幸せが待っている。

おめでとう、風太郎&四葉。
「私、上杉さんには嘘がつけません…」

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