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PSP「はじめの一歩PORTABLE」は名作でした、というお話

先日、20周年と謳い仮面ライダー剣のことを書きましたが、2004年と言えばプレイステーションポータブル、通称PSPが発売された年だそうです。もうレトロゲームハードに分類されるPSPですが、今でも2台、持っています。

エヴァのデコレーションステッカーを貼ってます、
貼り方はヘタクソ極まりないですが(汗)

踏んで壊してしまったり、妹にあげたりしたので今持っているのは4台目、5台目だったりするんですが、個人的にはDSよりよく遊んだかもしれない、思い出のハードですね。

密かな名作アクションゲーム

PSPといえばモンハン、という人も多いと思いますが、私はモンハンは全くやっていませんでした。触ったことはあるのですが、あの操作がどうにも馴染まない。3DSの時に少しだけやっていたのですが、基本的に協力プレイというのが肌に合わない人間なんですね。一人でやるか、他人とやるなら対戦、という性分なのだと思います。
そんなモンハンをスルーする希少種だった私ですが、PSPでは他に色々なゲームをやっていました。その中でも未だに、たま~にプレイしたくなってPSPを引っ張り出すのが、
「はじめの一歩 PORTABLE」
です。

この頃はまさか主人公が引退しても漫画が続くとは思っていませんでした

先にPS2でも出ていた、有名なボクシング漫画のゲームです。
ベースに、PS1時代に出ていた「ボクサーズロード」という育成型ボクシングゲームがあり、そのアクション部分だけを漫画のキャラでやる、という感じのゲームなんですね。
原作の漫画ももう20年以上読んでいるわけですが、このゲームがとても良い出来でした。
操作はいわゆるラジコンタイプで、十字キーの上で前進するものです。バイオハザードが手に付かなかった人間なのですが、このゲームだと何故かしっくり来ました。リング内、というのが効いていたのでは…と考えますが、はてさて。ボタンは□、△がそれぞれ左右のストレート、✕、〇が左右のフックになっています。これにLとRを組み合わせて色々なパンチが出せる訳ですが…このゲーム、

爽快感がハンパじゃなかった。

原作がそもそも一歩、鷹村、宮田とKO率100%の選手が三人もいる訳でとにかくKO決着の多い漫画なので必然的に、「倒すボクシングゲーム」になっています。パンチがいい当たり方をするとバコン!と高めの音が鳴り、最初はビックリするくらい血しぶきが飛び散ります。ダウンさせると爆音と共に、相手が倒れる様子がスローになるんですね。
主人公・一歩がハードパンチャーなのでストーリーモードはガンガンKOしながら進んでいけます。コツを掴むとずっと1RKOで進んでいけるんですね。途中何度か宮田で戦うステージがあり、急にKOが難しくなったりするのですが(笑)。

リアルなボクシングゲームかと言われれば…?ですが、
倒しまくれるのは病みつきになります

また、当然漫画に出て来た必殺技もあります。
一歩の代名詞であるデンプシー・ロールですがこれがまた上手く再現されいていて、デンプシー・ロールという固有技がある訳ではなく特定の操作で振り子運動のフックが打てます。これを繰り返すと左右の連打になり、漫画のようなデンプシーになるんですね。
原作だと相手をひたすら殴り続けるデンプシーですがゲームでやると、相手の体勢も変わるのでパンチが空を切る事もあり、さらにカウンターをもらうことも割と多かったりします。なので逃げられないようロープに詰め、相手を見ながら打っていき、グロッキーになったらフィニッシュまで打ち続ける、といった使い方になります。こういうリアルな一面もあるんですね。

夢の対決、夢の勝利も

そしてこのゲーム、隠しキャラまで出し切ると総勢44人とかなりの大所帯になります。発売時点での最新キャラがマルコム・ゲドーだったのですがそこまでのキャラがほぼ揃っている、というボリュームです。
鷹村に倒された熊までいて、鉄拳じゃないんだからと思いましたがこの熊、一撃で倒すか倒されるかという別ゲーキャラになっています(笑)。

この時点での最新の試合だった一歩vsゲドー戦で終わりかと思いきや、ストーリーモードはなんと伊達英二vsリカルド・マルチネスが最終戦になっています。これは原作でも因縁の再戦だったのですが実力差は如何ともしがたく、伊達の惨敗に終わってしまった無念の一戦です。

連載時に読んでいましたが、漫画で泣いた場面の一つです

この試合は原作通りに負けてもクリアとなる、いわばエキシビジョン的ステージになっていますが勝つことも出来ます。絶対負けるイベントステージではありません。
ヒットアンドアウェイで、コークスクリューブローを当てては離れ、を繰り返すと勝てたのを覚えていますね。

原作では次、千堂がリカルドに挑むようですが…この漫画はどこに向かっているのでしょうね。
半ば惰性で読み続けていますが、そろそろ一歩をカムバックさせませんか?という気持ちはあります。


何はともあれ、PSP思い出のソフト…はじめの一歩のお話でした。
機会があれば、是非プレイしてみて欲しいです。

攻略本も持っています
2007年のゲームですね

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