【スト６】豪鬼を使ってみての感想…硬派で、面白い！
先日の記事にも書きましたが、豪鬼、マスター到達しました。
少し前にこの記事でも述べましたが、もうマスター到達を誇らしげにできる時期は終わったと思っています、がそこそこ動かせるようにはなりましたよ、という証明としてマスター行きましたというのはそれなりに有用だと思います。
ので、スト６豪鬼に対して思ったことを少し書こうと思いました。
最初は、「卑怯なキャラ」
そもそも豪鬼はちょうど３０年前のスパⅡＸの隠しキャラとして登場したのが初で、条件を満たすと最後のベガ戦前に乱入、この頃はあくまでも演出で名前もなかった瞬獄殺でベガを一発ＫＯして入れ替わりの対戦相手となる、というキャラでした。背景に倒れたままのベガがいるのがなんともシュールで、よく笑いのネタにされていたものです。
ベースはリュウですが全体的に高性能にされており、完全無敵な移動技の阿修羅閃空にゲーム内唯一の空中飛び道具まで持ち、多段ヒットする竜巻や昇龍拳で恐るべき攻撃力を持っていました。最初はＣＰＵ専用キャラかと思われていましたが、後に使用できる隠しコマンドが公開されやはり断トツの最強キャラ、大会では使用禁止になったりしましたね。設定的にもリュウ、ケンの師匠剛拳の弟で、隠れていた猛者感がアリアリの強キャラでした。これがストⅡシリーズとしては最後の作品だったのでそれ以降、ストZERO、またアメコミ格ゲーのX-MENなどに出演していきます。
ZERO以降はキャラ名もはっきり「GOUKI」と表示されるようになり、性能的にも強いですが一般キャラのものに落ち着いてきました。ZERO2などはむしろ少し弱い？ほうだったように記憶しています。3rdでも強かったですがずっと共通している豪鬼の特徴として、
「打たれ弱い」
というのがあるんですね。高性能キャラの体力を少なめにするのはカプコン特有の調整方針な気もするのですが、豪鬼は加えてスタン状態にもなりやすかったりして、3rdではまことにコマンド投げで一度掴まれただけで負けてしまう…そんな脆さを持ったキャラになっていました。
ストリートファイターと付くゲームにはもれなく出ているようなお馴染みの顔でありつつ、「高性能でモロいキャラ」というのが、豪鬼というキャラのアイデンティティだといえます。
６豪鬼は、とっても硬派
一年と少しプレイしてきての印象ですが、スト６は
「地上戦のゲーム」
だなぁと感じています。ジャンプメインで攪乱するような戦法が基本的に強くなく、というか地上戦のリターンが高すぎて霞んでしまっている…といった方が正しいでしょうか。キンバリー、ラシードといったキャラがイマイチ存在感を出せていないのと、最弱と呼ばれていたザンギエフがバフによって現在最強クラスにまで評価を跳ね上げているのがその証左ではないかと思っています。
このライオンヘアーも、６まできて馴染みましたね
前作５において、PS4でのプレイヤーが多かった頃は最強クラスだった豪鬼がPC版主流になったと同時に評価を下げました。その一因が百鬼襲が対処されやすくなった、というものだったわけですが前作はそれだけ空中からの攻めが強かったんですね。
ですが今回の豪鬼は、百鬼襲からの投げ技が無くなり打撃のみになっています。とりあえずガードしておけばそこまで痛い目は見なくなっているんですね。また阿修羅閃空も無敵がなくなり、新たな派生技こそ付きましたがただの移動技になっています。このことから今回は、特別な技がなく地道な地上戦を強いられるキャラになっているといって良いでしょう。その代わり地上戦は強くされており、最近しゃがみ中パンチの強さが浸透してきてより評価が上がっているようです。
こちらの動画でマゴ氏が語っているように、キャミィが「どこかで無理をしないと勝てないキャラ」とされているのは、低空ストライクのような強い技があってもやはり空中から攻めるキャラは安定しないゲームである、ということも言えると思います。
その点、豪鬼は飛び道具も高性能、中段もあり端での火力も充分と地上戦で戦えるモノは揃っていたりします、歩きの速さもそうですね。
かつては他キャラにない空中からの攻めで圧倒していた「ズルいキャラ」だった豪鬼が、スト６のゲーム性に合わせて「地上戦で強みを見せるキャラ」になっているんだな、というのが私自身も使ってみての感想です。
…といってもわずか２４７試合なんですけどね。
前中キックを振り回しながら、中足ラッシュやってるだけの浅い豪鬼で、とりあえずマスターに行ってしまいました。
とはいえ、当然まだやっていないことが盛りだくさんなキャラで面白味も感じているので、もう少し続けてみたいなという気持ちもあります。
スト６豪鬼、良いキャラです。
意外とおもしろオジサンなところもあります
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