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#ブロギル
【小説】始業式の風とキミ
随分としつこく居座った冬の厳しさがやっとこさ落ち着いて、
ぽかぽかした空気に眠気が止まらないある日。
今日は始業式。
久しぶりにきみが歩いてくるのを見かけたんだ。
相変わらず顔は俯いていた。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
ボクはきみがどんな顔をしてるか知らない。
きみを初めて見かけた日、
あの日は風が強くって、
ボクは立っているのに精一杯だった。
ただでさえ歩きにくい急な
随分としつこく居座った冬の厳しさがやっとこさ落ち着いて、
ぽかぽかした空気に眠気が止まらないある日。
今日は始業式。
久しぶりにきみが歩いてくるのを見かけたんだ。
相変わらず顔は俯いていた。
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ボクはきみがどんな顔をしてるか知らない。
きみを初めて見かけた日、
あの日は風が強くって、
ボクは立っているのに精一杯だった。
ただでさえ歩きにくい急な