働くことと、周りの環境
今回はちょこっと普段しない社会人生活のことを。
実を言うと、1ミリも期待していなかった社会人生活は思ったより何百倍も楽しいのです。
楽しいというか、穏やかです。
長野にきてから、一度も仕事に行きたくないなと思ったことがありません。(仕事行きたいとも思わないけれど)
もちろん容量は良くないので失敗続きの毎日で自分自身に嫌気がさすことはあるけれど周りの環境のおかげで、仕事に向かうことに全くと言って良いほどストレスを感じていません。
いつかの記事に書いたように、私は人で今の職場を選びました。あの時の選択は私にとっては今のところかなり自信を持ってよかったと言える選択でした。とはいえまだたかが半年。これから先どうなるかは分からないけれど、忙しいながらも殺伐としていない、分からないことを誰にでも聞くことができる今の場所はとても居心地が良いのです。
そんな私の教育担当は27歳の女性の方。
150cmくらいの可愛らしくて、それでいてかっこいいバイク乗りで、競馬も好きらしい。そしてすごくお仕事ができる方なのです。社会人になって最初の第一期目の実習からその方が教育担当者でした。
私が社会人になって一番最初に一番多くの時間関わった社会人でした。
容量が悪いので第一期目の実習から毎日質問のオンパレードでした。本当に大変だったと思います。もちろん今も。でもどんなに忙しいときでも質問をしたら必ず嫌な顔せず答えてくれるし、間違っていたところはきちんと原因を突き止めて次間違えないようにするにはどうすれば良いか、私が理解するまで解説してくれます。大好きな教育担当です。
そんな折、とても嬉しいお話を聞きました。長野市での実習が終わり8月からまた帰ってきた時、部署で歓迎会をしてくれました。私は教育担当の方とはまた別のテーブルにいたのですが、その時に「〇〇さん(私の名前)が帰ってきて皆んな嬉しがってたけど、一番嬉しがってたのは教育担当だったよ」と同じ部署の方が教えてくれたのです。
私は教育担当の方大好きなのですが、同じ部署の方からみても結構サバサバしていることで有名でした。お仕事が出来すぎることが原因なのでしょうが言い方がきついと思われる方も中にはいらっしゃるそうです。でも私にとってはテキパキ仕事をこなし、それでいてびっくりするくらいちゃんと私のことを見てくれていて、間違っていても大丈夫だよと言ってくれるその人のことを私は人として尊敬していて、何より大好きでした。とはいえ、向こうとしては普段の業務にプラスして出来の悪い後輩の面倒を見るという仕事を押し付けられた感じだろうな。本当にただ義務として接しているだけだろうなと思っていてのです。
でも、その人が帰ってきて喜んでくれたと聞いて胸がいっぱいになりました。お世辞でも義理でもやっぱり嬉しかったのです。
上田に帰ってきて二ヶ月が過ぎました。まだまだ甘えっぱなしです。挑戦しては失敗して、フォローをしていただいている毎日です。でも仕事は内容的にも思っていた以上に楽しいし、周りの人にも恵まれすぎています。
生きるために働いているので社会に貢献なんて大層なことは一ミリも考えていませんが、この穏やかな空間を形成してくださっている皆さんの力に一刻も早くなれるよう、少しずつできることを増やしていけたらと思います。