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私の写真ひすとりー

GW始まりましたね。
明日から実家に帰るのですが、今日何しようと迷いに迷って結局タリーズに入ってnote書いてます。

アマプラで後輩におすすめされてハマって見ているダンジョン飯を家で1話から見返そうと思ったんだけどもWi-Fiが家にないのです。月末なのでギガも尽きかけなのです。

というわけで朝からインスタを物色していたところ、ふと去年の今頃私はどんな写真撮ってだんだっけと気になって自分の投稿を見てみました。

そうするとスナップ。見事にスナップ。気持ちのいいくらいスナップ尽くしでした。

自分の感性の変遷がありありとそこに現れていて面白かったです。

というわけで今回は「私の写真ひすとりー」という名目で主に大学生になって写真部に入ってから今現在に至るまでの変遷をつらつらと書きます。部のことというよりは割と自分の撮ってきた写真目線で。

時は遡って、2020年。九州の監獄と呼ばれる例の予備校を晴れて卒業し、私は見事に大学生に昇格しました。東京の大学で一人暮らしを始める予定でしたがコロナでオンライン授業確定だったため、熊本で一人オンライン授業を受けていました。しかしやっぱり何かしらのコミュニティには属したいなと思い、Twitter(現X)を初めてサークルを探し始めたのです。

しかしあまりどれもピンとくるものがなく、そしてこれまた私がコミュ障で、常に現状に満足する人間なので段々とサークルを探すこと自体めんどくさくなっていったのです。そんな時出会ったのが写真部でした。ピンとくるのが写真部しかなかったので、もしこれで雰囲気合わなかったらもうサークルには入らないでいいやと思ってたところ、緩い雰囲気・そして語弊はあるかもしれないけど、インカレではありながら飲みサーではないことを理由に写真部に入りました。今思うとあまり健全な理由ではありませんね。

しかし残念ながら私は入部しても1年半くらいは写真に興味が持てなかったのです。スマホでさえ写真を撮りませんでした。

そんな日々が続いてあっという間に二年生になりました。私の写真ひすとりーの大転換期は二回ありますがその一度目がこの年に訪れます。壮大な言い方をしましたが、単純にこの年にスナップという写真を初めて認識したのです。自分の目の前で起こっている日常をこんなに美しく切り撮り納めることができるのかと感動したことを今でも覚えています。

やっぱりすきなこの写真

そこからカメラが手放せなくなってしまいました。どこに行くのにもカメラを持ってます。そして他でもない自分自身がいいなと感じた瞬間をかき集めて、私はこういうものに魅力を感じるのだということを表現していくことができる写真展やインスタなどにもかなり頻繁に自分の写真を出していました。(インスタに関しては今でもしています。)

しかし、です。三年生の末から四年生の秋にかけて、本当にこれ私好きなもの撮ってるのかと思うようになった時期がありました。これはある種、人に見てもらうことの宿命とでも言うのかもしれませんが「万人ウケの写真」というものが存在します。今どきの言葉でいうとバズるとか言うんですかね。

決してこれらの写真が悪いということではないのです。どの写真もその人の感性に基づいたその人の思う良いものが表現されているのですから。しかし、自然な瞬間の中で自分のいいなと感じる瞬間を撮りたいのに、その瞬間をあえて作りだして自然な感じに寄せようとしていることに私自身は嫌気がさしていたのです。作品に刺々しさを感じてくるようになりました。

そんなこんなで、大学生最後の文化祭で行われた写真展で出した写真は万人受けしそうなかっこいい目写真と自分が本当に愛おしいと思って撮った写真二つを出しました。悩んだ挙句の二作品でした。

これは上の段の写真ではなく、最後の写真展の時出した写真



そんなとき、第二次転換期が訪れます。
そう。フィルム写真です。これまた私はインスタでかなり感動した写真(というよりはアカウント全体の写真)に出会いました。その方は写真部OGの方でしたが、所属年数は全く被っていません。2日迷った結果、今のこの感動をお伝えし、フィルムの情報をお聞きしたいと思い見ず知らずのその方に思い切ってDMをさせていただきました。写真から滲み出ている通り、本当にお優しい方で色々な情報をいただくことができました。

その方の写真について言うと、個々の写真・アカウント全体から愛おしさを感じました。語彙力がないので適切な表現ができませんが、柔らかいのに芯がある感じなのです。写真集があるなら買いたいくらい好きです。


と言うわけで、今年の1月くらいから3月にかけてはほとんどフィルムしか触ってなかった気がします。ベトナムではフィルムでスナップを撮っていましたが、最近はフィルムではもっぱら自然や建物を撮ることが多いです。(36枚しかないのでブレ等で失敗したくないのです。)

前のアパートから


卒業式の時に部室棟前で撮った桜


そして今月に至ります。今月どう思ってるかというとやっぱりデジタルで撮るスナップは面白いし好きだし、フィルムはフィルムでフィルムネガの違いで出てくる写真が全く違うので面白いし、現像までのワクワク感たまんない、です。

(私の技術的な観点も含めて)デジタルでしか収められない人の日常におけるスナップは確実にあるし、それを私はやっぱり好きだと言うこと。そしてそんな一瞬を探しながらお散歩をするのも楽しいのです。それは別に批判すべきでもないのかなと思うようになりました。そしてフィルムでしか出せない質感・色味もこれまた確実にありそれも好きなのです。結論、全部好きで良くないか。

自分の好みや考えなんて環境が変われば、いくらでも変わるものだと思います。でも変わったからといってもともと思ってたこと・感じていたこと自体を全否定する必要はないと思うし、変わろうと思ったら元々どんなにそれに固執していても変わっていいと思うんです。

と言うわけでたぶんこれからも機材としてはデジタルカメラもフィルムカメラも使うし、被写体もスナップ系から風景に至るまで色々撮ると思います。そして素敵だなと感じた瞬間の写真を撮るという土台だけは変えずに写真人生を自由気ままに、のらりくらりと謳歌していけたらいいなと思います。

語る回になっちゃった。まあもうほとんど毎回そんな感じだしいいでしょう。

おわり。

尚、こんなに自分のこと語ったのにトプ画は私のカメラではあるけども自分で撮ったものではありません。たぶんいつかお読みになるだろうからここで謝ります。勝手に使ってすまない。素敵な写真だから使いました。ありがとう。

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