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VTubeStudioで複数画面を立ち上げてみよう!

こんにちは!VTubeStudio(VTS)のめまぐるしい進化に振り落とされないように日々必死なだがおんです。

先日VTSのアップデートで、複数画面が同時に立ち上げられるようになりました。
2021年9月現在、webカメラとiOS両方持っていないとできない(みたい)ですが、
すでにiOSで同時複数トラッキングのテストも行われているようで、
近いうちに1つのカメラで複数画面使用ができるようになりそうです。

※21/09/23追記
1台のカメラで使用できるようになりました!
こちらの記事で起動方法をご紹介しています。

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複数画面の立ち上げ方法

近いうちにアップデートで変更される可能性が高いですが、
2021年9月時点での、複数画面同時立ち上げ方法の使い方をまとめてみました。
今回は、OBSを使用して、メインの本体モデルの上にサブのアイテムモデルを重ねる例でお話していきます!

◆用意するもの
・VTubeStudio
・webカメラ
・iOS(FaceID搭載のiphone、ipad)
・OBS
・本体モデルとサブモデル

①通常どおりVTSを立ち上げ、本体モデルをセットアップしてください。
 今回は、こちらはiOSのカメラでトラッキング設定すると仮定します。

②次に、2つめのVTSを立ち上げます。
steamフォルダ内のVTubeStudioフォルダの中に、立ち上げ用のBATファイルがありますので以下を探してください。
C:\Program Files (x86)\Steam\steamapps\common\VTube Studio

素材01

この中にある「start_without_steam.bat」をダブルクリックで、
2つ目のVTS画面を開くことができます。
アプリの中身は全く同じです。
こちらはwebカメラを繋いで、サブモデルをセットアップしてみましょう。

モデルを重ねる場合は背景色を透過に!

今回は、本体モデルの上にサブのアイテムモデルを重ねて表示したいので、
サブモデルの背景を透過設定にしておきます。

VTSの背景設定ボタンから、「ColorPicker」を選択。
「透明(OBS)」というスイッチボタンがありますので、ONにします。
VTS上での背景色は何色になっていても大丈夫ですが、
フチに若干出る場合があるので、馴染む色にしておきます。

背景透過

本体、サブモデルそれぞれのセットアップが完了したら、下準備は完了です。

OBSで複数画面を重ねて使う

ここからはOBSの作業です。
①まず、VTSで立ち上げている2画面をソースに追加します。

「ソース」の追加で、「ゲームキャプチャ」を選択。
モード:「特定のウィンドウをキャプチャ」
ウィンドウ:「VTubeStudio」が2個あると思いますので、本体モデルの方を選択。
これでVTSの画面を読み込むことができました。

もう一つのVTS画面も同様に読み込んでください。
こちらが上に乗せるサブモデルになっていると思いますので、
「透過を許可」にチェックをいれます。
背景が透過したのを確認してOKを押してください。

②レイアウトを整えます。
本体のモデルの位置を決めます。
サブモデルが上に重なるように、順番やサイズを整えます。
(「ソース」パレット上でドラッグすると順番を変えられます)

これで、OBS上で2つのモデルが同時に表示される状態になりました!
あとはお好みで配信等用途に合わせてレイアウトしてみてください。

複数画面を同時に立ち上げられると、何ができるの?

複数画面同時に立ち上げられると…
①サンプル動画が作りやすくなる!
②別のモデルを同時に使うことができる!
③背景や小物類も、フェイストラッキングを使用した工夫ができる!

複数画面をどう活用していくかは、いろいろ想像が広がりますね。

①サンプル動画がつくりやすい
これは主に配信モデル製作者の方々が切望していたものではないでしょうか。
同時に2画面を用意できると、バストアップと全身を同時に録画でき、トラッキングサンプル作成にとっても便利です。

②別のモデルを同時に使える
後からお供や眷属モデルを作った場合など、本体とは別のモデルファイルになっていても、自由に追加することができます。
また、同じ場所に演者が複数人いた場合、別々のカメラでトラッキングしてコラボ配信などもできそうですね。

③背景や小物類もトラッキングで動かせる
演者の顔の動きやまばたき、口の動きに連動して動く背景や小道具も、
初めから本体モデルに仕込んでいなくても、後から別モデルとして追加することができます。

今回は、歌枠で使えそうな音符のアイテムモデルを作ってみました。

口を閉じると消えたり、口変形に連動して色が変わるようになっています。
Xの動きで出現位置を変えたり、Z回転に合わせて少し回転しています。

懸念としては、複数立ち上げにより配信時に動作が重くなる可能性があるかもしれません。
このあたりはPCスペック等にもよるので、各環境で実用可能かどうか確認してみる必要がありそうです。

今回ご紹介したアイテムほか、
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nizimaサムネイル


モデルの新作情報などはtwitterにて発信しております。
よかったら覗いてみてくださいね。

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