自爆テロ未遂事件の背景

松井和久/Kazuhisa MATSUI

先週、ジャカルタ首都特別州のアホック州知事(休職中)の公判に注目が集まるなか、自爆テロ未遂事件があったとの報道が流れた。

国家警察によると、この事件は、インドネシア国内のイスラム過激派グループの企てであることが判明した。その後、南タンゲランでも彼らの関係者が逮捕された。

彼らの活動は、シリアなどにおけるISなどの活動とどのように結びついているのだろうか。また、年末年始に何らかのテロ事件が起こる可能性はあるのだろうか。さらに、昨今のイスラムを掲げる大規模デモなどとの関係はあるのだろうか。今回は、それらについて少し詳しく考えてみたい。

自爆テロ計画

12月11日朝に起こるはずだった自爆テロ計画は、27歳の女性Dian Yulia Noviによって実行されるはずだった。

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