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海と風と怒りと

親父の入院が長引きそうな中、23日からコロナ治療にかかる費用への国家支援が打ち切りになるという。まだ本決まりではないが、週明けに決まるそう。下手すると莫大な費用を請求される恐れがある。これまで文政権のコロナ対策に一定の評価を与えてきたが、いざ当事者になると「ふざけるな」という思いが湧いてくる。今も毎日3万人近くが新たに感染しているのに、なんでいきなり治療費支援を止めるんだ?以前は500人でピーピー言ってたんじゃないのか?と毒づきたくもなるもんだ。

日曜日の朝は早くからカフェに出かけて本の作業を進めた。書いた分量は多くないが、枠組みがどんどんしっかりしてきて頭の中ではもはや完成している。以前書いた内容を読み直すとまあまあ書けているものの、やはり今の水準からすると物足りない部分も目に付く。結局は「今いちばん自分で読みたい本」を書くということか。

午後からは妻と子どもと一緒に海に行った。仁川にあるムウィドという小さな島の海水浴場で、西海にありがちな干潟ではなくバリバリの海だった。風が強く妻は早々と屋内に引っ込んだが、私は裸足で海に入る子どもを見守りながら1時間以上も風に吹かれていた。身体が芯から冷えた。

帰りしなオデンやトッポッキを食べて温まりながら、「なぜ風は海から陸地に向かって吹くのだろうか」という問題を提起してみた。しかし誰も答えを知らずネットで調べる気にもならないので、未完の問いとなった。こうして世の中に問いだけが増えていく。今は午前12時17分。また読んで書く作業に戻ろう。答を出すために。


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