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楽曲「本棚」製作記録

DTMで夜更かしをしては、できた曲をdadzijuwhaという名義で配信している者です。
年末から制作し、1月にリリースした3曲目の配信シングルの制作記録を残しておきます。

昨年末に1曲目を出してから、とりあえずどんどん作って出来たそばから発表していこうと思ってやっています。
あ、今週金曜3月3日に、5曲目「リアリティ」も配信開始します!

まあ、どの曲もゼロからこのペースで作れているのではなくて、歌詞とメロディ、おおまかなコード進行だけだったりとか、半端に作りかけた曲のアイデアが長年溜まっていて、その中から引っ張り出してきて完成させています。これは割と最近のもの、2022年春に寝かせていたものをもとにしています。

居ないなら居ないで
同じことだと思ってた
晴れのち曇りのち土砂降りも
いつか終わるでしょ
降り積もってく埃まみれ
そのままにしておこう
いつか誰か触れたら
すぐに分かるから
古い紙のにおい
開けっぱなしの窓から逃げていった
……
『本棚』dadzijuwha

基本的に、長い歌詞を書こうという気になかなかなれない。
最初に言いたいと思ったことを、書けたらもう完成でいいと思っています。

ちなみに僕は歌詞がないとメロディが書けません。というか、歌詞なしだと、楽器の経験が長いせいか人間が歌ったり言葉をのっけることを度外視したメロディになってしまう。なので今回含めほぼ100%詞先。
そして歌詞を書く行為自体がストレス解消というか、なにかもやもやしているときに「書いてみるか」という気になる。
逆を言えばそうでないときには思いつかなかったりするので、わりとネガティブな歌詞が多いです。まあ、そもそも根暗なほうではありますが。

音源作りの作業の方はちょっとずつ、こなれてきた気がします。今聞くとちょっとマスタリングでハイを盛りすぎてたりとか、気になる部分もありますが。

だいたいのコード進行
Aメロ
Gmaj7 A Bm7(-13) Dmaj7 D7
Em7 F#m7-5 B7(alt) Em D C
Bメロ(サビ)
F(6,9) F#m(-13) G(6,9) G#m7-5(-13)

こんなかんじだったはず。

この曲に使用した音も、ここ最近の僕の定番ばかりです。

サビで合いの手をいれる高音のピアノ(Ableton Liveのアップライトピアノ)と、子どもがおもちゃや何かをバシバシたたいている音などをスマホで録ったものをサンプリングした自家製リズム音源、そして7弦ギター。

7弦ギターはFCGDGBEという変則チューニングにして、ほぼベースの音域までカバー。実際これを指弾きして伴奏のギターとベース(に聞こえる音)は同時に演奏しています。そのほうが、リズムが多少よれても、ギターとベース音の絡みが自然に聞こえるのです、僕の場合。単に鍵盤やエレキベースで弾くのがへただという話でもありますが。
7弦ギターの音作りはAbletonに最初から入っているエフェクト以外使っていません。いろいろ工夫した結果、わりとこれで満足しています。
Audio Effect RackとEQ Threeを使って、
「低音域だけベースアンプのシミュレーター」
「中高音域だけギターアンプのシミュレーター(さらにAudio Effect Rackを入れ子にして、デュアルキャビネットにしています)」
と、内部で分岐させる、ちょっと複雑な処理をしています。

もう一本入れたウワモノのギターは、空間系のエフェクトとかだけ掛けて、アンプシミュレーターとか通していないライン録りの音です。これも気に入っていてちょいちょい使っていますね。これが入ったことで超地味だったアレンジが少し華やかになりました。

ボーカルは、そも歌唱力に問題があり、さらに落ち着いて録れる時間がほぼない時期で、小声で仮歌的に録っておいたものを使わざるを得なかったので、これでもけっこう補正を加えました。。歌は引き続き精進します。
ただ、結果的に曲のテイストには合っていると思っています。

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