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檸檬

梶井基次郎の檸檬という短編小説をご存知だろうか?
高校の現代文にも載っているので知っている人も多いと思う。かく言う自分も高校の授業で知った一人だ。授業で読む現代文なんてさほど興味もなく流し読みになりがちだが、この檸檬だけはすごく印象に残ったのを覚えている。

先日奥さんの職場が本屋が入っているビルに移転することになったらしい。そのとき、奥さんが職場の同僚にこれでいつでも檸檬を置きにいれますねって言ったら伝わらなかったという話をされた。

檸檬という小説をざっくり説明すると、主人公の男がモヤモヤしてて丸善にある本の上に檸檬を爆弾に見立てて置いてくるという話なのだが、それが伝わらなかったらしい。
そう考えると、意外と知られていない小説なのかもしれない。そもそも檸檬の話を奥さんにして青空文庫で読めると教えたのは自分だったと記憶している。

奥さんの職場が本屋が入っているビルに移転するということで奥さんがなんとなく自分にママごとで使う檸檬でも持っておこうかなーと話してきたので、持っといてどうすの?と聞くとにぎり地蔵が壊れたから代わりに持っておくということで、じゃあ買ってあげるとすぐにAmazonで注文をしてあげたのだ。
にぎり地蔵の代わりに檸檬を握るらしいのだ。

それの檸檬がこれだ
https://amzn.asia/d/aMGbB8j

ちなみににぎり地蔵とは不安な時ににぎりしめるお地蔵さんである。長野の善光寺に売ってるもので陶器で出来ているため割れてしまったのだ。

にぎり地蔵
https://daihongan.or.jp/amulet/

もともと娘にママごとセットを買ってあげてこのシリーズのやつを持っていたからあるのは知っていた。めちゃくちゃ質が良くて集めたくなる品物だ。
ちょうど娘の誕生日プレゼントにこのシリーズのママごとセットを買おうと思っていたのでついでに檸檬も一緒に買ったのだ。

ママごとセット
https://amzn.asia/d/3u2t80K

クオリティが高いせいかけっこうお高めであるが質は本当に良い。

奥さんと檸檬の話をしていてふとなぜ自分は檸檬という小説に高校生のとき惹かれたのだろうかと考えた。
思春期で悶々としていたのもあるかもしれないが、よくよく考えると自分はこの手の話が好きなんだと思う。
例えば映画のタクシードライバー、例えば映画のバッファロー66、例えば映画の菊次郎の夏、例えが全部映画だが共通してるのは、主人公の男が悶々としていて、そして情け無いのである。
どの作品も好きでオススメなのでお時間ありましたらご視聴ください。あと檸檬も読んだことなかったらこれもオススメなので読んでみてください。

オススメ作品noteになってしまった。

ぜんぜん関係ないがこのnoteを書くにあたって梶井基次郎の檸檬について調べたら当時のダダイズムが背景にあってみたいな話が出てきて。
思わすところに劇団名の由来じゃんと思った次第です。

ダダ・センプチータ にぎやか師 中村圭吾 でした。

○公演概要○
ダダ・センプチータ
「踊れない夜の嘘つき」

日時
2024年5月
4日(土)15:00/19:00
5日(日)15:00/19:00
6日(月)13:30/17:00

会場
カフェムリウイ
(世田谷区祖師谷4-1-22-3F)

チケットご予約フォーム
https://www.quartet-online.net/ticket/yiopgqv
※役者個別の窓口はございません
予約 3500円
当日 4000円
U-25 2000円(受付にて年齢のわかる証明書をご提示ください)
※別途ドリンク代を頂きます

作・演出
吉田有希
(ダダ・センプチータ)

出演
サトモリサトル
梁瀬えみ
(演劇ユニット マグネットホテル)
(以上、ダダ・センプチータ)
尾形悟
(演劇ユニット マグネットホテル)
宇都有里紗
大村早紀

制作協力・当日運営
木村優希
(演劇ユニット「クロ・クロ」)

音響・照明
小林和葉


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