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ドバイが世界の中心に

ドバイは中東のアラブ首長国連邦(英語名:UNITED ARAB EMIRATES)にあります。
ドバイの良いところは、
①最新鋭の近未来都市
高層ビル群や施設、世界でも他に類を見ないような珍しいデザインの建造物が数多くあることでも知られており、高い場所から見るとよりその凄さが分かります。
パーム・ジュメイラやザ・ワールドの全貌を見るなら、ヘリコプターと水上飛行機の遊覧飛行やクレーンで吊り下げられての食事など非日常的な体験が出来ます。
空港から市内へ安く向かいたいのであれば「ドバイメトロ」の利用が便利です。
ドバイメトロは近畿車両等の日本製なので、車内もきれいで快適なのです。東京のように多数の路線が複雑では無いので、初めてでもすんなり乗車できます。
空港と市内を繋ぐのは「アフマル線(レッドライン)」と呼ばれるメトロの路線です。第一ターミナル、または第三ターミナルから乗車でき、朝6時ごろから深夜1時ごろまで運行しています。
またドバイでは、「タクシー」やエアポートバスでの移動もとても安心安全です。

②清潔
近年、ロサンゼルスやパリでは、移民や浮浪者の影響もあり街がスラム化する傾向があり、不潔な場所が増えて来ました。
それに対して、砂漠の上に人為的に作られたドバイは、衛生面での管理も法律で厳しくされているので、清潔な街並みが広がっており、清々しく暮らすことが出来るのです。街中はゴミも落ちていませんし、ビルも街を走る車もピカピカ!日本の大都市よりも安全な雰囲気が漂っています。

③ ブルジュ・ハリファ
世界一ギネス記録に認定された『バージュ・カリファ』は、828メートルの高さで、”世界一高いビル“としてギネス記録に認定されています。
開催したイベントを含め、8つの“世界一”のギネス記録に認定されている建造物なのです。
昨年2月には、154階(地上から585メートル)に新たに『ザ・ラウンジ・バージュ・カリファ』がオープン。アフタヌーンティーやカクテル、日没後にはライブエンターテイメントも楽しめます。このブルジュ・ハリファには、ホテルやオフィスが入っていますが、展望台にもなっています。予約が必要ですし、展望台へと登るには事前予約で高額ですが、ドバイの街を一望できるのでその価値は十分にあります。
さらに特別な公式ショップも展望台に設けられていますよ。夜のライトアップも美しいのでぜひ近くへ行ってみましょう。

④無税、確定申告無し
税金計算ほど、不毛な作業はない!のですが、ドバイはタックス・ヘイブン(税金天国)です。
タックス・ヘイブンとは、法人税や所得税などの課税が、著しく低い国や地域のことを指します。ドバイでは、外国企業を誘致するために、製造業や物流だけでなく、一部の事業(外国の銀行、石油・ガス・石油化学会社)を除いた、全ての事業を非課税としました。
ドバイでは、企業が商品を輸入する際に一律5%の関税がかけられる以外は、法人税、所得税、不動産税、キャピタルゲイン課税、自動車税、相続税、タバコ税などの税金は一切ありません。
個人の所得は、給与明細の額がそのまま手取りの額となります。
「非課税」の効果は、絶大です。ドバイの法人税を0%、日本の法人税を30%として比較すると、一目瞭然です。同じ利益でも、ドバイでは100%を受け取れるのに対し、日本では70%しか受け取ることができません。 つまり、ドバイに拠点を移すだけで、企業は収益性を1.43倍、40%以上も向上させることができるのです。
世界中の証券会社やヘッジファンドは、こぞってドバイに拠点を移すのも頷けます。

⑤超富裕層が集まる金融センター
世界一高いタワー、世界一高いホテル、世界一大きい人工島、世界一大きいモールなど、「とにかく世界一」という精神で、次々と資金を集中投下した結果、壮大で夢のようなプロジェクトに魅了された投資家によって、資金は世界中から続々と集まりました。
また、並行して規制緩和を行い、不動産市場や株式市場の門戸を開放することで、超富裕層達や海外マネーをドバイへと流す仕組みを構築していったのです。

⑥暗号資産を優遇
UAEは暗号資産業界に有利な政策で最大手の誘致を進めてきました。
業界最大手の暗号資産(仮想通貨)取引所バイナンス・ホールディングスは、ドバイにおける運用の第一弾として、トップ機関や認定投資家に製品を提供しますより迅速に暗号資産取引の浸透を進め、地域のお金の自由を改善するためのツールを構築するプラットフォームになることを目指すとしています。

同社はより多くの製品を提供することによって、より多くの顧客にサービスを提供する予定であると続けた。
暗号資産取引所はドバイUAEのデジタル資産市場に関する“テスト・アダプト・スケール”モデルのもと、同地域でのサービス運営と拡大が可能になるのです。

⑦サッカー選手を集めている
UAEプロリーグは、アラブ首長国連邦のプロサッカーの最上位リーグです。
アブダビ国営石油会社の協賛によりADNOCプロリーグ (ADNOC Pro League) とも呼ばれます。UAEプロリーグ委員会(英語版)によって運営されており、ワールドカップカタール大会の成功もあり、サウジアラビア大会の誘致に力を入れており、中東地域はアジアでも最もサッカーに力を入れる地域として、盛り上がりを見せているのです。

⑧豊富な資金力
世界有数の企業や超富裕層の誘致に成功した結果、世界のマネーが集まって来ています。
隣国のサウジアラビアは石油マネーでクレジスイスや韓国に資金援助をしており、世界でのプレゼンスを上げつつ、中東が地政学上でのゲームチェンジャーとして台頭して来ました。

⑨ビザが不要
ヨーロッパ方面はもちろん、アフリカやアジア方面とも繋がるUAEのメイン空港ですが、ビザは不要なのです。
ドバイへの入国は日本国籍保持者であれば不要で、入国時に有効(滞在許可)期間が30日の一次有効のオンアライバルビザが無料で発給されます。
ですからパスポートだけで大丈夫です。さらに出入国カードもないので、到着したらそのまま入国審査へと行きましょう

⑩高級リゾート
近年とくに開発が進んでいるのが「パーム・ジュメイラ」です。
ヤシの木のような形をした巨大な人口島で、高級ホテルにビーチに水族館が集まる場所です。
ラグジュアリーでゴージャスな雰囲気が味わえます。
真っ白なビーチに整備された遊歩道、おしゃれなレストランに何でもそろうモールとドバイでセレブ気分を味わえるのが「ドバイマリーナ」です。
私たちが想像する未来的なドバイの姿が見られるエリアで、欧米からの観光客に大人気のエリアです。

反対に悪いところは、
① イスラム教

イスラム教徒が約8割を占めるドバイ。
ドバイ観光では治安よりも気をつけなければいけないのが、イスラム教国ならではのルールです。
仏教国の日本と同じように振る舞っていては、大変なトラブルを巻き起こしてしまうかもしれません。
 旅行客の多いドバイのイスラム教は比較的寛容だといわれていますが、それでも気をつけなければいけないことも多々あります。イスラム教に関連するルール、そのほかドバイ独自のルールも理解しておきましょう。
❶泥酔してはいけない!
❷電車内でものを食べてはいけない!
❸電車で居眠りしてはいけない!
❹人の写真を勝手に撮影してはいけない!
❺露出の多い服を着てはいけない!
② 物価が高い
ランチでは平均100AED(約3000円)程、ディナーはお酒なしで150AED~(約4500円~)程するので日本の5〜6倍、場合によっては10倍くらいの覚悟も必要なのです。
せっかく税金が無くても、結局は物価高では生活レベルは同じか、それ以下になってしまうかも知れませんね。

③ 砂漠の影響
年間を通して降水量が少なく、気温は場所によって大きく異なりますが、日較差(一日の温度差)が非常に大きい。
もともとが砂漠だった関係で、砂嵐も多く、生活への悪影響や不快感が伴うこともありそうなので、心しなければなりません。

④ お酒がダメ
イスラム教の戒律で飲酒は禁止されています。
外国人の多いドバイでは、ほとんどの4つ星、5つ星ホテル内のレストランやバーで飲酒が可能で飲酒の年齢制限は21歳以上です。
但し、公共の場所での飲酒や酔っ払った状態で出歩く行為は、警察に連行され、監獄行きや国外退去になる可能性があります。
またドバイには、MMI(Maritime Mercantile International)とA&E(African & Eastern)という2つのリカーショップがあり、それぞれ十数店舗を構えています。大抵、モールやスーパーの裏などの目立たないところで営業しており、外から店内の様子が見えないようになっているので入りにくいが、店内は明るく整然と商品が陳列されています。
表示されている額から更に30%のタックスがかかる。購入の際はリカーライセンスが必要になります。

⑤ 夜遊び
お酒禁止のイスラム教国なので、夜遊びにもかなりの制限があります。
ナイトクラブ等でお酒を呑んではしゃぐことが出来ますが、基本は高級店になってしまうので、かなりの出費を覚悟しなければなりません。
日本的な、赤ちょうちんでまったりが期待出来ません。

⑥ 食べ物
世界一の日本食が毎日は食べられません。
また日本食のレストランは高いので、日本食が無いと生きられない人には辛いでしょう。
また中東料理は、好き嫌いも多いと思いますので、注意と覚悟が必要です。

⑦ 手数料
ドバイでは、税金の代わりに手数料という名目で政府がお金を徴収しています。
タックス(税金)という呼称を使わないだけで、実際にはフィー(手数料)という呼び名で徴収している収入があるのです。
ドバイ企業の寿命は1年間限定です。
もしビジネスを継続するには、毎年登録を更新する必要があります。この時に支払うのが、「更新料」(約100万円)であり、法人から徴収する政府の収入となります。
個人からは、ホテル内のレストランでの飲食や宿泊料金に、10%の地方自治手数料を課しています。

⑧日本から遠い
日本からドバイまでの直行便の飛行時間は約11~12時間とかなり遠いのがネックになります。
長距離の飛行になるので、航空会社のサービスや乗り心地はとても重要となります。
そのような状況で、エミレーツ航空の存在なくして、ドバイは語れません。中世の時代に「海のシルクロード」と呼ばれていたアラブ商人の交易の中継地点を、ハブ空港を建設することで復活させたのです。
ドバイの対岸にはペルシャがあり、南ロシア、インド、パキスタン、アラビア半島、東アフリカなど、飛行機で2時間圏内に約20憶人の人口がいます。ドバイを最終目的地としてではなく、トランジットの地として位置づけたことで、多くの人に利用される空港となりました。
結果として、エミレーツ航空は、世界150以上の都市に運航し、ドバイ国際空港は年間約7,800万人の外国人が利用する世界第一位の空港となったのです。


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