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日本教育の強さ

 世界でもトップレベルの日本の教育の強さは、いったい何処から来ているのかを考えてみましょう。
①両親の教育
子どもが一番長い時間居る場所は家庭です。
したがって、一番重要なのは家庭での両親の教育になります。言葉も両親の真似と会話を通じて覚えるので、両親の教育が一番重要であり、日本人は熱心に教育をする民族なのだと考えます。
②祖父母の教育
両親の次に影響力が強いのが祖父母の影響です。
昔は同居していることが多かったので尚更です。
両親の居ない時に預かったり、お泊まりした際に熱心に教育的な働き掛けをするので、それが大きな影響を及ぼしていると考えます。
③幼稚園、保育園
日本の幼稚園、保育園の教育レベルが高いと考えます。放置される時間はほとんど無いのです。
先生の言うことを良く聞いて、皆と一緒に挨拶をしたり、歌を唄ったり、お遊戯をしなければならないので、相当な刺激が与えられ、頭を使う時間が多いからなのです。先生やお友達と会話をする時間が多くなることで、言語能力や素早い判断力が付いて行くのです。
保育園では、自分でやると言う自立を促されることで、相当な刺激が与えられるので、主体性が育つのです。
④学校の集団イベント
学校に通って本当に役に立つのは、毎日の授業よりも、遠足、社会見学、運動会、学芸会、林間学校、修学旅行と言ったイベントなのです。
皆と協力して何かを作り上げる過程て、ぶつかったり、感動したりして、友情が生まれたりすることが一番の学びなのだと考えます。
イベントを企画、実践、マネジメントする能力を鍛えることは最も効果的な学習なのだと考えます。
⑤地域の野球、サッカーチーム
地域の少年野球やサッカーやガールスカウト等のチームに参加することは大きな学びになります。
鬼監督やコーチに細かく指導されることで、ひとつの社会生活を経験することになるからなのです。
大きな声を出したり、からだを大きく使うことで、自分自身も大きくなれますし、仲間とのコミュニケーションを通じて、コミュニケーションの方法を学ぶ絶好の機会となります。
⑥部活動
中学生頃からは学校の部活で更に深く、社会生活の一端を学ぶことになります。
多くの場合、学校の先生が教育的な立場から教えるので、レジャーとしてやるスポーツとしては別に教育的な指導が施されるのです。
⑦中高生のイベント
中学生高校生と年齢が上がるにつれてイベントに対しての生徒が関わる比重が高まって行き、企画の段階から参画するようになりますので、より学びの深度は深まって行くのです。
イベントに関わる比重が多い生徒も学びの量も大きくなるのです。
⑧大学生のイベント
大学でのイベントは完全に独立して行うケースが多いので、社会で行うイベントとほぼ同じ経験をすることになります。
イベントに関わることで、社会に出てもそのまま役に立つ実践的な経験が出来るので、これほどの学びは他に無いと考えます。
⑨アルバイト、トレーニング
社会の一員として仕事をすることになるので、
そこでの学びは大変大きいのです。
最初にアルバイト研修や先輩からの教育指導を通じて、社会での仕組みやルールやコミュニケーションの方法を学ぶのです。
⑩企業の新人研修
日本では、社会での常識を新入社員研修で教えます。残念ながら大学や家庭内で教えるケースが少ないからのです。
企業にとっては長く働いて貰い、効率的な成果を出して貰う為にも、色が付いていない状態で新人研修をして、自社に馴染む為の独自教育をすることにメリットがあるのです。
 米国ではプロフェッショナル採用になるので、就職前に社会での準備が整った状態でなければなりませんし、そのレベルに合った仕事が割り振られて行くので、教育も正に個人の責任に委ねられてしまうのです。

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