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夏休み自由研究 323

 子ども達に仮説検証力を付けさせたいのであれば、夏休み自由研究に全力投球をさせてあげてください。
「自由研究」は、自分でテーマを設定し、それを追求していく探求学習(Inquiry-based Learning)であり、問題解決からまとめ方までのスキルを磨くことができる学習なのです。
探究の流れを身に付けるのには、最も効果的なイベントだと考えます。
自由研究のテーマ・研究の動機(なぜこの研究をしようと思ったか)
・研究の方法・結果の予想(まず自分なりに結果を予想することが大事)・結果・まとめ(結果についての考察、予想と結果がちがう場合はなぜそうなったのか、など)研究を終えての感想、参考文献、謝辞などが構成要素となりますが、最も重要なことは、自分の仮説を立てて、結果がその仮説に対してどうであったのかを検証し、皆にわかり易く説明をすることなのです。
 子ども達の夏休み自由研究を成功させる為には、子ども達がワクワクドキドキして、本当に興味を覚えたテーマを設定することが、最も重要になります。
 自分が本当に心を動かされたテーマについて、全力で調べて、その本質に近づきたいと思う心こそが、子ども達の探究心や教養を育むことに繋がるからなのです。
 人にやれと言われたからイヤイヤ取り組むのでは、なかなか成果は上がりません。自分でやってみたいと思うからこそ、積極的な行動に繋がり結果が導き出せるのです。
 一旦、自分で成果を出すことを覚えた子ども達は、将来においても自分で仮説を立てて検証出来るようになる筈だからなのです。
 そして、私がブログに書いている毎日のテーマを必須課題だと意識して1番から365番まで実行してみてください。それらをやり遂げた先には、子ども達の大きな成長と進化がカタチになって現れて来ている筈ですので、それを楽しみに毎日のテーマとその課題に、子ども達と一緒になって全力で取り組んでみてください。

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