生きてれば(たまたま)癌にもなる
2人に1人が癌になる時代なので、
80歳でなるか、30歳でなるか
タイミングの違いだけであり
たまたま自分は若かっただけ。
と、素直を受け入れてます。
とはいえ、ググっているうちに
「あれ、俺結局どんな状況なんだっけ?」と
自分の立ち位置が、よくわからなくなったので整理。
■そもそもどれだけの確率なのか?
31歳で「癌」になる。というのは
テレビドラマであるような設定だったり
物珍しいというのが第一印象。
それこそ、我々世代で言えば
「セカチュー」がドンピシャかと。
(あれはもっと若いので、ジジイが同じ土俵に立とうとするのは、、、ですが。)
とは言え、30歳で癌言えば
やっぱり若い方で
若年生のがんなんて
自分にとっては他人事だと
つい最近まで思っていました。
なので、最初に気になったのが
「同じ状態の人がどれだけいるのか?」
ということ。
◻︎統計情報的には?
国立がん研究センターが発表している最新の統計情報を参照。
https://ganjoho.jp/reg_stat/statistics/data/dl/index.html
https://www.i-hoken.com/gan/kiso/risk.html
2019年データで約100万人が新たにがんと診断。
(脳腫瘍や白血病など含めた全てのがん)
"大腸がん"(結腸+直腸)に絞ってみると
2019年で約15万人が新たに診断されている。
・自分の年齢付近(34歳)までにがんと診断された方は366件
割合がピンとこないので絵的にわかりやすいものでいくと
・30歳付近で大腸がんになる人は、10万人に対して6.8人
・さらに亡くなる方は10万人に対して1人
(いずれも男性の場合)
これが多いのか少ないのか
ハッキリとは言い切れないけど
こうやって見ると、確かに珍しいなと思います。
ちなみに全種類の癌でみた場合
・30歳付近でがんになる人は、10万人に対して48人
・さらに亡くなる方は10万人に対して7.2人
(こちらも男性の場合。)
■原因は?
とんでもなく不健康な生活を送っていないと
こんな確率引かないだろう。と思うのですが
そこまで酷い生活を送っていたわけでもなく
むしろ食事は結構気遣っていた方です。
100点満点の健康生活を送っていたわけでは
決してないのですが
食事などの外的要因が果たして、本当に大きいのか?
いろんな情報を読み漁りましたが、以下の書籍が
がん治療と向き合う上でも非常に参考になりました。
ちなみに、普通に読書する本としてもオススメ。
日本の保険診療って整ってることがよく分かります。
※調べるうちに分かったんですが、
医療本は筆者によって、真反対の事を書いて
中には名指しで詐欺師呼ばわりして対立しているので
Amazonとかのレビューではなく
自分の見解がすごく大事だと思います。
◻︎化学的な根拠を用いて素人でも分かりやすい
ざっくり言うと、上記の本の中で癌になる原因としては
・外的要因(食生活・タバコ)
・遺伝的要因(家族性遺伝)
・偶発的要因(本当にたまたま)
の3分類で、各がんの発生原因度合いを紹介。
この中でも
偶発的要因によるものが大半を占めていること
が研究結果で分かっているとのこと。
大腸がんでも、遺伝的要因の確率はせいぜい5%程度。
「癌になったのは過去の生活習慣のせい。」
と言うのは言い過ぎで
全く関係無いとは言わないけど、
主な原因は「たまたま、自分だった」でしかない。
■つまりは、、?
僕が病気になったのは、
両親の遺伝や、家族・友人との食事、仕事のストレスなど
そんなものは原因ではなく
「本当にたまたま」というただの運要素。
つまりは、今までの人生で沢山の人と過ごした生活には
全く非が無い。と言い切って良いものだと思ってます。
ちなみに、最初のクリニックでも、がんセンターでも
「この年齢で外部要因は考えづらく、
たまたまなってしまったと言うのが濃厚」
と先生に言われてます。
めちゃくちゃな確率引いているのだから、ほぼ運だろ。
という考え方を、平常時は理解できるのですが
病気になってから、より大事な考え方だなと実感してます。
自分事のようにショックを受けてくれる人達が
居る事は本当にありがたい。
だけどその人達が
「癌になった一因が自分にあるのではないか」と
僕以上にショックを受けている姿を見るのが
一番しんどいなと感じてます。
だからこそ、「たまたま、なっちまったぜ」精神が
本当に大切な考え方だと思います。
そんなこんなで、
ミラクル確率集団の仲間入りを果たしてしまった
身分の僕として言えることは
・必要以上にビビらなくても大丈夫。
そんなに簡単に癌にならない。
・なったらなったで、笑うしかない。
そんな簡単に死なないから治せばいい。
・自分含めて誰も悪くない。
たまたまくじを引いただけ。
の3点です。
もちろん、強靭なメンタルはしてないので
こんな考え方は最初からできていた訳ではありませんが
日々の記録見返しながら、ある程度の区切りで
気持ちの変化や受け入れるコツも整理してみます!!