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『柔術上達論』大賀幹夫著 を読む/辞めないことの大切さ

副題としてある「見えない構造を解き明かす」という内容の通りの本。九州大学出身(七大学柔道出身)の大賀さんによる柔術の基本構造、技術の構造の説明から始まる。そもそも論がたくさん書いてあり、道場やYouTube動画で単発の技のかけ方を、実際どのように習得して、試合やスパーリングで実践できるようになるのか、『上達』のための考え方が細かく書いてある。個人的にかなりおもしろく、柔術って奥深いなぁ!一見ランダムに見える動きでも、全て身体の構造をうまく使って、いかに相手をコントロールし続けているのか、という点で規則があることを理解できた気がする。


柔術における試合での目的は何か、その目的を達成するために何をすればいいのか、人間の身体の構造とは何か、人間の構造をふまえたうえで、極めるということはどいうことなのかについて一章、二章で説明してくれている。

本書では前書きに、「競技柔術において定められたルールの中で対戦者に勝つことが最終的な目的」と明記し、その意味で、どのように上達すれば良いのか(対戦相手に勝てるのかand負けないようにするのか)を、教えてくれている。(もちろん大賀さんは柔術は競技として勝つことが絶対だ、ということは言っていない。柔術の取り組み方、楽しみ方は人それぞれと言っている。)

よく言われる「フレーム」ということについても細かく説明している。例えば、重力×体の体重×床についている足からの力をスムーズに相手に伝えるを、アーチ構造(メガネ橋のような形)で説明されており、わかりやすかった。図示、写真が豊富なため、痒いところに手が届く感覚がある。
全道場こういう基本勉強資料として配布した方が、良いのではないか??と思うほど、後々の技術を習う上での土台となる考え方が詰め込まれていると感じた。


最近仕事が忙しく、さらにスキルアップのための資格勉強などなどで正直ぜんぜん練習ができていない。料金プランも月4回コースにしており、月に2回とか3回くらいしか行けてない。

週に一回以上は最低でもスパーリングしないと体力がそもそもついていかない。大会にでて一勝だけでもしたいと思っているが、かなり厳しい。

でも辞めへんで!!
柔術辞めへんで!!
練習量が少ない分、まずはクローズドガード、サイド、デラヒーバ(片襟片袖?ラッソー?)と絞ることが明確になった。負けないようにまずはガードを意識する。

砂を噛むような成長だけど
これでいいのだ!!!!!
反対の賛成!!!!!!!

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