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父になりました その3(出生届)

出生 翌日14時ごろ

病院で出生証明書をとってもらい、市役所へ。よくよく考えたら出生届って三つ子の戸籍を登録するという重た~い手続き。これで名前の画数はもちろん、星座や四柱推命やら何やら、各々の運勢をある程度決めてしまうのだ。急いで書いて漢字を間違ったり、跳ねるところを跳ねない〜などやってしまった日には、その間違いごと登録されてしまうらしい。これ、自分1人でやってしまって本当に良いんだろうか?少し怖くなってきた。

もうこれはいちいち確認しながらやっていこう。一枚一枚奥さんに写真を送って共犯になっていただく。

窓口で届出用紙と母子手帳を三セット並べてみると、何だか自分が人身売買のブローカーの様な感じがしてくる。

普通は一枚の用紙に気持ちを込めてゆっくり書くもんだと思うが、なんだろうこの、ケツに火がついてる感じは。間違えろ…間違えろ…という声が聞こえるようなそうでもないような。

この一週間で、一年分位は文字を書いた気分。三番目に書いた出生届はなんだか字がうまくなっている気がする。こういう不公平感はこの先あいつらには受け入れてもらわんといかん。これが社会だ。

およそ30分位かけてゆっくり仕上げた書類を写真に収め、奥さんへ送信。これで共犯だぞ。無事提出し、処理してもらってる間に、別階にて小児医療と子ども手当の申請。窓口のおばさんが三冊の母子手帳を見るや大騒ぎ。非常にわかりやすい反応だけど悪い気はしない。一緒に乗っかってみたがやはり悪い気はしない。ただ手続きが終わる頃には少々の満腹感を覚えた。おばちゃん、少し落ち着いて。

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父親目線で綴った三つ子の育児日記です。 奥さんの妊娠から出産〜退院までをまとめています。

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