マンションで一人美容室を開業する④そもそもマンションで美容室は創れるのか?(取得費用詳細公開)
こんにちは、長沼優です。
美容室というのはテナントが常識ですが、タイトルにもあるように、マンションで美容室は作れるのかという点について書いていきます。
マンション美容室は可か否か?
ズバリいうと『可能』です。
当時テナント物件をずっと探していました。
希望エリアを歩きまわって空いていそうな物件に問い合わせてみたり、エリアの不動産に訪ねて聴いてみたり、ネット検索してみたり。
半年以上探していました。
ある時ネットで気になったテナントに問い合わせてみたときに、
『一人で一席のプライベートサロンを作りたいので10坪以下で探している』
という文面を付け加えたところ、いくつかテナントリストを送ってくださったんですが、その中にマンションの一室がありました。
私のサロンがあるマンションで実例紹介
銀座一丁目にある13階建てのマンションです。
比率でお伝えすると、
事務所やお店での利用が9割、住居利用が1割
商業利用前提のマンションと言っても過言ではありません。
同じマンション内に美容室が5室はあります。
もちろんオートロック、お客様が来たらエントランスでインターホンを押してもらってから入ってきてもらいます。
ワンルームで30平米弱ですが十分すぎるぐらいです。
もちろんマンションなのでバスルームがあります。
バスルームは使うことがないのでストックルーム(物置)にしています。
きっと気になる費用面
同じ規模ならテナントを借りるより家賃は安いと思います。
そして物件にかかる初期費用が抑えられるのではないでしょうか。
この物件にかかったのは
家賃 180,000
管理費 10,000
仲介手数料 198,000
保証料 152,000
礼金1ヶ月 180,000
敷金3ヶ月 540,000
保険料 20,000
トータル 1,280,000
住居目的だと2ヶ月分ですが商業目的だと1ヶ月分上乗せでした。
あくまで住居という前提のため仲介手数料以外には消費税がかかりませんでした。
「賃貸借契約書」と共に「覚書」書類があり
「商業利用を許可しますよ」という内容でした。
テナントの場合、保証金という形で家賃の10ヶ月分をおさめるのが相場と言われています。
それを考えると非常に初期費用を安くおさえられたのではないでしょうか。
あえて金額まで載せたのは、マンション美容室を開業する方のリアルな参考になってもらえればという想いからです。
テナントとマンションどっちが良いの?
人それぞれ考え方や価値観が違うので「こっちだ!」と断言はできないのですが、
マンションのメリットとデメリットを挙げていきますので客観的に見て自分好みを選んでいただければいいのではないでしょうか。
メリット
・物件取得初期費用を抑えられる
・部屋として出来上がっているので内装費が抑えられ
る
・自分でアレンジが効く(DIY好きにはオススメ)
・プライベート感が増す
デメリット
・外から見えないので集客が難しい
・造作ができない
・プライベート感が強くなるがゆえに、同時に複数の
お客様を入れるのは難しい
細かなところはたくさんありますがざっくりいうとこんな感じです。
プライベート美容室やマンション美容室をお考えの美容師さんの参考になれば幸いです。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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