マンションで一人美容室を開業する③美容師を鼓舞したい
こんにちは。長沼優です。
今回は私が昔から思い続けていることについて書いていきます。
これはあくまで私一個人の考えであり、賛否あるかもしれません。
ですが一美容師として美容師さんに訴えたいことです。
美容師は低賃金
美容師というのは昔から低賃金と位置付けられて、本当に寂しい限りです。
なんせ、そう簡単には取得できない国家資格ですから。
今でも美容室の給与体制はおかしいと思っています。
経営してみるとわからないでもないんですが…
美容室はマンパワーが必要な仕事、一番コストがかかっているのは人件費です。給与を上げれば上げるほど経費はかさみ経営を圧迫するかもしれません。
給与をあげてなおかつ利益を出すにはお客様にとにかく多くきていただくことか、高単価をとっていくしかありません。
なぜ美容師の価値は下がってしまったのか
いつの頃からか美容室の価格競争が始まりました。低価格化が進んでいったのです。
ということは薄利多売になっていくわけです。
美容師さん達は給料を上げるためには安い利益をコツコツと積み上げるしかないので、どんどん疲弊していくというネガティブな方向へ向かっていくのは目にみえています。
ですが美容師という国家資格を持った仕事の位置づけを低くして行ったのも私たち美容師ではないかとも思っています。
たしかに美容室も増えて、アピールするための広告媒体も必要でした。
必要なのもわかるけれど踊らされていませんか?
もはや広告媒体が無ければサロンが成り立たない仕組みに世の中なってしまっている。
広告媒体のやりたい放題、言いなりにならざるを得ない…
全ての広告媒体が悪いわけではありませんが、美容師さんならわかる独占状態の媒体のことを指しています。
最近では、その事に対してしっかり向き合い、SNSなどを使い自力で集客を行う方も増えてきたのはすごい事だし、セルフプロデュースするというのは本当に大事です。
ある意味、今の若い世代の方がよっぽどたけているのではないでしょうか。
美容師の仕事は特別だ
私は美容師という国家資格の仕事の価値を下げるべきでは無いとずっと想いながら仕事をしてきました。
美容師という仕事に誇りを持たなければいけない。
『私たち美容師の仕事は特別だ』と。
美容師の業界全体としてを安売りをやめるべきだと思っています。
私たちの仕事は本来価値の高いものです。
誰でもできる仕事ではないのです。
2年も専門学校に通い国家資格をとり、美容師になれば毎日営業の前後で練習し、終電逃すことだってあり、休みの日でさえモデルつかまえて撮影したり…
ここまで努力してきたことを想い返せば、きっと安売りなんてしたくないはずです。
あなたの努力は、もっと価値あるものに値します。
ですから自分に誇りを持ち、頑張って欲しいのです。
組織の中で変えていくのは本当に大変なことです。
その中で輝ける人もいますし、私のように一人になることで頑張れるタイプもいます。
美容師として輝けるあなたのステージをしっかりと見据えて欲しいのです。
美容師よ立ち上がれ!これからの時代
私が選んだ道
私は40歳で一人の道を選びました。
周りからは、「もったいない」「なぜ一人?人雇ってサロン作ればいいのに」と結構言われました。
でも私にとっては一人になることが、
自己表現が最大限可能になり、自分らしく一人一人のお客様と向き合えるとわかっていたのです。
だからマンションでのプライベート美容室を作りました。
これからの時代、よりパーソナル化は進みます。
そして私のようなスタイルはもっと増えると思います。
ともに頑張りましょう。
長文読んでいただきありがとうございました。
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