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新興国株投資についての注意点

ダブルです。

高配当株をメインに値上がり益のダブル狙いをしているのが私の投資法になるのですが、ただ単に高配当であれば良いというわけでもありません。

今現在私が狙っている銘柄にエコペトロール(EC)という銘柄があります。

エコペトロールはコロンビアの国営石油会社で、開発・生産から精製・販売まで手掛ける、垂直統合型のビジネスであり、業績は原油価格に左右される傾向があります。

また欧米先進諸国は石油開発を巡る規制強化によって供給面での制約が続くのと、OPECプラスも減産方針を維持している一方、米国では底堅い消費を背景に旺盛な需要が続くと見られていますから今後も益々上昇する可能性があります。

しかし、ただ闇雲に需要と供給や今後の展望だけで全力投資をすることができないのが新興国株になります。

その理由は、例えばエコペトロールの株主構成比率を見てみると、コロンビア政府が全体の88%を占めています。

過去を遡ると、ブラジルの国営石油会社ペトロブラス(PBR)は、今から約10年前に汚職事件に関与していたことで、株価はその後80%以上大暴落しました。

つまりそのことからも粉飾や汚職のリスクが高いということも考えられますから、もしこのようなリスクの高い銘柄に投資をする場合は、ポートフォリオの5%以下までと決めた方が良いと思います。

その理由は5%以下であってしっかりと分散が効果が出ていれば、もしも株価が大打撃を受けたとしてもポートフォリオ全体から考えられる影響というのは限定的になるからです。

しかしリスクある所に全く投資をしないのは損になりますので、ポートフォリオを考えながら投資を行っていくことがカギとなるのです。

ビーハッピー