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【ブリッジ】Vol.35 クラヴス・チャバルス、W杯5位のラトビアからB3横浜エクセレンスへ

今夏「FIBA バスケットボール・ワールドカップ 2023」で初出場ながら5位という快進撃を見せたラトビア代表。そのメンバーの一人、クラヴス・チャバルスはいま、横浜エクセレンスで活躍中だ。世界を驚かせたラトビア人センターがB3入りするという驚きとともに、彼はどんな選手なのか。寡黙な印象もあるが石田剛規ゼネラルマネージャー(GM)兼ヘッドコーチの話しぶりではそうでもないようだ。チャバルスのキャリアをひも解いた(取材日:10月25日)。

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「最初の印象は、あまり喋らず、物静かだと思ったんです。例えばトゥンデ(ババトゥンデ・オルムイワ)は一瞬で打ち解けられるような明るさがあるけれども、クラヴスは、そんなに笑わなかったので。でも、喋るうちにリラックスしてくれたのか、笑顔も見せるようになりました。ワールドカップでマニラの滞在先で喋ったときは、冗談も言ってましたね」

 これは、石田剛規GMが語ったクラヴス・チャバルスについてのエピソードである。ラトビア代表のセンターとして、「FIBA バスケットボール・ワールドカップ 2023」に出場し、初出場ながら5位フィニッシュという快進撃に貢献した27歳は、強面で寡黙な印象だが、そうでもないようだ。

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