エンドラインからの景色 vol.15 ~インカレ2022 男子ピックアッププレーヤーNo.2~
インカレ2022にて、ベスト4に残ったチームを中心にダブドリ宮本の印象に残った男子選手（3年生以下）を振り返る。宮本が期待するピックアッププレーヤーも紹介。（文・写真＝宮本將廣）
日本大学
主力に4年生が多かったが、コンゴロー・デイビット（2年）を中心にルーキーズインカレもベスト4入りを果たした。一戸啓吾（2年）も注目ガードなだけに、来シーズンにも期待が集まる。
宮本ピックアッププレーヤー コンゴロー・デイビット
ゴール下で実直にプレーをする姿は、2年生とは思えないほど大人びている。日本大学の強さは間違いなく、コンゴローのいるゴール下にあることを証明したインカレでもあったと思う。
大東文化大学
ルーキーズインカレを制し、1年生から3年生にも力のある選手が揃う大東文化大学。スタメンで出場していた菊地広人（3年）、田中流嘉洲（1年）などがインカレでも活躍した。来シーズンも注目のチーム。
宮本ピックアッププレーヤー 田中流嘉洲
大舞台でも1年生とは思えないプレーが光った。サイズもあり、身体能力も高い彼のこれからには期待しかない！
白鴎大学
惜しくも連覇は逃したが、3年生以下にも脇真大（3年）、ジョエル モンガ（1年）、森下瞬真（3年）、嘉数啓希（3年）、佐藤涼成（1年）など、今季も主力で活躍したメンバーがいる。それぞれが個として武器を持っている選手なので、どんなチームが作られるか、今から楽しみだ。
宮本ピックアッププレーヤー 嘉数啓希
ボールを持つことで魅力を発揮する選手が多い大学バスケ界の中で、ボールを散らして展開を作れる稀有なビッグマン。彼がいる時はよりコートが広く使えるため、来シーズンのインカレ王者奪還に向けてキープレーヤーの1人。
東海大学
それぞれが必要なタイミングで活躍を見せた東海大学のインカレ。来シーズンもハーパー ジャン ローレンス ジュニア（2年）、金近廉（2年）、黒川虎徹（3年）、西田公陽（3年）、西田陽成（2年）元田大陽（3年）など、来年も大学トップクラスのタレントが揃っている。
宮本ピックアッププレーヤー 金近廉
今大会もMVP級の活躍だった。リーグ戦では苦しんでいる印象があったが、この大会をきっかけに東海のエースとしての階段を登ったように思う。大学バスケを飛び越えてほしい……という願望もあり。
ベスト4に届かなかった大学にも浅野ケニー（専修大2年）、三谷桂司朗（筑波大3年）、星川堅信（早稲田大3年）、宇都宮陸（京都産業大2年）、内尾聡理（中央大3年）、ムトンボ・ジャンピエール（日体大2年）など、多くの素晴らしい選手がいる。来シーズンの大学バスケも今から楽しみだ。
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