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東京大会 女子日本代表 vs ニュージーランド GAME1 恩塚HC、馬瓜エブリンインタビュー


7月4日に行われた女子日本代表のニュージーランドGAME1。恩塚HCと馬瓜エブリン選手の囲み会見から試合を振り返る。(取材:宮本將廣)

恩塚HC会見

宮本 第2クォーターの残り3分のタイムアウトについて伺いたいと思います。フリースロー後にゾーンプレスを仕掛けて、うまくいかずにタイムアウトを請求されました。そこはどのような意図があって、タイムアウトではどのような指示をされたんでしょうか。あとは今日の試合を見ていて、恩塚HCもジャンプトゥザボールなのか、ブリッツ気味に出たところでギャップポジションですね。「ここにいてほしい」というような指示を出していたように見えました。そこの適切なポジションだったり、タイミングはどこだったのか。うまくできていたのかできていなかったのかっていうところを伺えますか?
恩塚 はい。タイムアウトに関してはまさにそこがポイントで、ボールマンに1対1でフィジカルに押し込まれて、レイアップまで持っていかれる。それを絶対にやられないために、ボールマンが縦に切られないこと。あとはボールマンの隣の選手ですね。マークマンが気になると思うんですけど、ボールマンが何を狙っているのか。あるいは自分たちの弱いところを理解した上でしっかりと絞れるように、ギャップポジションをこだわっていこうと。そこをこだわるときもボールマンがゴリ押しでくるように見えるのか、パスを探しているように見えるのか。それによってボールマンの横という同じ条件下でもポジションを変えられるのか。そういうことを突き詰めてできるようにしていこうという話をしました。

馬瓜エブリン選手囲み会見

宮本 ペイントアタックを狙いながら、ワイドオープンを作れていました。インサイド目線ではどういうゲームでしたか?
エブリン そうですね。自分のアタックに絶対に寄ってくるとは思っていました。北海道の試合でもアタック自体はできていたんですけど、外の選手が空いていたときがあったので、そこにしっかりとパスを出せるかどうかを今日は試したいところでもあったって感じですね。
宮本 じゃあ、その辺りはエブリン選手の中では北海道のときよりもステップアップできた?
エブリン そうですね。そこはしっかりと選手を見つけてパスを出せたので、良かったなと思います。
宮本 今日、有効的に使えていたコーナーのワイドオープンはチームとしてもひとつのポイントにしていきたいところ?
エブリン もちろんそうですね。1回のオフェンスだけで終わらせたくないですし、もちろん私が行けるところは行くんですけど、オリンピックでは相手のサイズがもっと大きくなるし、もっとタフになると思うので、そういう視点でパスをしっかりと散らせるかっていうところを意識しました。
宮本 ディフェンスのこともお願いします。ピックのところでショーに出てからブリッツみたいな形が多かったですけど。
エブリン はいはい。
宮本 そうなると、ショートロールのところを狙われるじゃないですか。
エブリン そうですね。
宮本 あそこは意図的だったんですか?それとももう少しギャップポジションをチームとして埋めたかった?
エブリン そうですね。もちろんひとりでは守れないので、ショートロールのところにヘルプが来て欲しいのが、本来の部分なんですよ。そこに関してはもう少し修正が必要ですね。誰がヘルプポジションに入るのかとか、そういうところですね。ただしっかりと前からあたるとかっていうところはチームとしてすごくいいディフェンスができたと思います。

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